おはようございます、こまきねポンプの西畑 将大と石崎 祐太です。
「なんでやねん!」の国インドでございます。
例えばコレ。
電車の “Emergency use only” が使いこまれている。
僕の推測では、
・何もないのに押しちゃう馬鹿がいる。
・単純にEmergencyが多過ぎる。
この2択ではないかと思っているのですが、どちらもなのがこのインドという国です。
今回インタビューさせて頂くのはこの方。
西野 良和(にしの よしかず)
1980年、千葉県生まれ。2011年に弁護士登録。日本の法律事務所で勤務後、2014年からインドに移住。
コモンロー(イギリス系の法形態)を学ぶ為にインドへ。その後雇っていたインド人ドライバーに仕事を作って上げる為に、お魚屋さんを始める。2016年に「ニシノ・ソリューションズLLP」を設立し、魚の刺身や加工品の販売を始める。現在は日本とインドの輸出入に関する法律などのサポートもおこなっている。一部内容引用:朝日新聞GLOBE+
インドのお魚屋さんを始めた西野良和さん。
僕らの知らないインドでのお寿司事情や、人生を少し生きやすくする”コツ”も教えて頂きました。
カンボジア・シェムリアップのバーガーキングで偶然相席になった三上さんのご紹介で、インタビューさせて頂くことが出来ました。本当に偶然なのです。
目次
きっかけは1人のインド人ドライバーのためだった
ニューデリーだけじゃなくてムンバイにも卸しているよ。
まず1つ目は、インドでも弁護士をしていた時に雇っていたドライバーに仕事を作ってあげたかったんだよ。僕が日本に帰っても、他の国に行っても仕事があるように彼でも運営していける会社をね。
どんな会社だったんですか?
それで次に目をつけたのがフードデリバリーの仕事。日本食のレストランとかに配達の話を持って行ったらさ、そこの寿司職人から一緒にレストランをやらないかって言われんだよ。でもね、残念なことにトラブルがあってレストランを開くことは出来なかったんだけど、魚を捌ける寿司職人がいるし「お魚屋さんならできるかなぁ」っていう流れだね。
それともう1つが、40歳になるまでに何かビジネスを立ち上げてみたかったのもあるんだよ。
魚屋を初めて、始めは仕入れからレストランまで全部やりたかったんだ。川上から川下までね。
でもレストランが出来なくなったから、今はお弁当や加工品にして販売しているね。
カースト制というインド特有の問題がある
でも本当はね、彼に会社を1つ立ち上げてもらって独立してもらいたいんだけど、なかなか上手くいかなくてさ。
カースト(身分制度)とは
カーストは基本的な分類が四つあるが、その中には非常に細かい定義があり非常に多くのカーストがある。カーストは身分や職業を規定する。カーストは親から受け継がれるだけで、生まれたあとにカーストを変えることはできない。だたし、現在の人生の 結果によって次の生など未来の生で高いカーストに上がることができる。現在のカーストは過去の生の結果であるから、受け入れて人生のテーマを生きるべきだとされる。
引用:カースト(身分制度)
素朴な疑問「インド人ってお寿司食べるの?」
北インド・ニューデリー界隈では握りはまだ抵抗があるみたいだけど、巻き寿司は流行り始めてるんだよ。ムンバイとかバンガロールではもっと進んでいて、握りを食べる人もいるね。
でも宗教の事とかもあって、食に保守的な人が多いのも事実なんだよね。
変化は少しづづだけどあるんだ。日本食が受け入れられてるようになった訳ではなく、あくまでお寿司だけ受け入れられ始めてる感じだね。
一般的に、インド人は日本を好きなんでしょうか?
インド人は日本にリスペクトがそんなあるわけではない!でも、お寿司を食べる理由って?
だから別に日本に憧れてるとか、リスペクトがあるとかじゃないよ(笑)
インド人らしいです。
サーモンとマグロぐらいしか食べないけど。
インドのお魚屋さんは今後どうするのか
その為には、もっと性能のいい冷凍機とかを導入して船の上で瞬間冷凍できるようにしたりとか、色々あるよ。
農林水産省がインドに日本食を普及させようと頑張っているから、私も、何か少しでもお手伝い出来ないかなと思っているんだよ。
最後に一言:「自分の不安から絶対に目をそむけない」
ちゃんと何に自分が不安を感じているのかを分析して明確にすること。自分がこのまま歩いていくとどうなるのかって事をキチンと想像する事だね。
不安感に自分の背中を押してもらうんだよ。不安があるって事は、想像した未来に嫌な事があるわけでしょ。それを避けたいから僕は頑張るんだよね。
不安を押さえつけないで、不安に思ってる自分とよく話し合う事。不安は希望の裏返しだからさ。
もしかしたら上手くいかないって思うのが不安で、それは上手くいって欲しいって欲望があるから生まれるんだよね。
そんな人たちに何か言葉をかける事があるとすれば、今の西野さんのお言葉が素敵だと思いました。
ありがとうございます。
まとめ
不安と向き合う時、皆さんはどうしていますか?
友達や家族に相談する、それもいいかもしれませんが”自分自身に相談する”この手段も新しく始めてみてはいかがでしょうか?
不安から絶対目を背けない。簡単に出来る事ではありませんが、いつまでも逃げていても良いことは確実にありませんので、僕も今回のインタビューで学ばせて頂いたことを大切な機会として、これからの人生を見直したいと思います。
誰しもが悩んでいるけど、なかなか言葉として捕らえられていない事を学ばせて頂きました。西野さん、ありがとうございます。
それでは。
まずは西野さんが今インドでどういった活動をしていらっしゃるのか教えていただけますか?