セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしているユウヤです。
海外旅行・世界一周する人が、新しい街に着いてまずする事、それは何と言っても「宿探し」です。
宿選びがうまくいくかどうかは、旅そのものの成功に直結すると言っても過言ではないでしょう。予算や旅のスタイルに合わせて上手な宿選びが重要になってきます。
- みんなどうやって宿を選んでいるの?
- 宿選びのポイントってあるの?
- 宿予約のサイトってどれ使えばいいの?
旅行や旅に慣れていない人だと、そう思うはず。
今回は旅慣れていない人の為に、宿の種類、宿選びのポイント、宿予約サイトをご紹介します。この記事が快適な世界一周の旅の助けになれば幸いです。
1.世界中にある宿泊場所の種類
とはいえ、旅行者それぞれが違った判断基準で宿を選ぶため、宿泊施設の大まかなカテゴリーごとの特徴を把握して、自分の旅のスタイルにあった宿泊施設を選択する必要があるでしょう。
その為にはまずは宿の種類を把握するべきです。ここではまず、世界中に存在する”宿”や宿とは呼べない宿泊場所を紹介します。
1−1.ホテル
宿泊施設の代表格的存在。1泊数万円という超高級なものからゲストハウスくらいの安価なものまで、金額・規模は幅広い。
国によっては公的な機関が定めた基準で5つ星や3つ星といったランク制度がとられていることもあります。値段やクラスに応じて手厚いサービスが受けられる。
1−2.ゲストハウス
ゲストハウスと呼ばれる宿は主に個人経営で、トイレ・バスシャワー共有で”ドミトリー”と呼ばれる共同部屋を有している宿が多い。中にはドミトリーのみで個室を有していなかったり、個室もあるがホテルより安価ことが多いです。
立地は安宿街に位置するものが多く、宿の周辺には旅行者向けの食堂や旅行代理店などが何軒もあることが多いので、旅行者にはホテルよりかえって便利ということもあります。
しかし、中にはスタッフの態度が悪かったり冷房を使う場合は別途で料金を徴収することもあるので、宿泊料金に何が含まれていて何が含まれていないのかを確認しておかないとトラブルの元になってしまいます。
1−3.ユースホステル
ユースホステル(Youth Hostel)は、ドイツで生まれた、誰もが安全に楽しくそして経済的に旅ができるようにと考えられた、世界的な旅の宿ネットワーク。
複数のゲスト同士が交流できる共用スペースがあり、シャワーやトイレが共同です。形態的にはゲストハウスと同じものですが、日本ユースホステル協会(国内)や国際ユースホステル連盟に属しているかどうかが決定的な違いでしょう。
ユースホステル会員になると、国内海外のユースホステルをお得な会員価格で利用できます。それだけでなく世界各国の美術館や博物館などの入場料、鉄道や飛行機の運賃などの割引の適用が受けられます。規模的には一般的なゲストハウスよりホテルに近いです。
入会方法はこちら
一般財団法人 日本ユースホステル協会
1−4.日本人宿
日本人が日本人旅行者向けに経営している形態の宿。予約から何まですべて日本語でできるのは心強いでしょう。長期滞在で利用する人もいます。
日本人宿には、ドミトリー主体の所と個室主体のところがあり、宿によって雰囲気が大きく異なるものですが、他の宿泊者が日本人だけなので共同生活がし易いというメリットがあります。
他の宿のドミトリーの場合、宿の中での公用語は英語となる場合がほとんどで、英語が苦手な旅行者はコミュニケーションが取れず蚊帳の外になってしまいがちですが、日本人宿だとその心配がない。
ただし、「沈没」と呼ばれる長期滞在者がいることを良く思わなかったり、わざわざ海外に来てまで日本人だけと絡みたくないなどと敬遠する人は多いです。
1−5.空港泊
宿とは言えないが、世界一周する人にとって避けては通れないのが「空港泊」です。
フライトの時間によっては、前日の内に空港に到着していなければ行けなかったり、逆に到着が夜中のため朝まで空港で過ごす必要があったり(いずれも安全を考慮して夜中の移動を避けるため)空港で夜を明かす人は多いです。
しかし、もちろん宿泊代は掛からないこと、フリーWi-Fiが飛んでいてネット通信に困らない、警備も多くそれなりに安全など、1泊程度なら泊まれてしまうのが空港泊です。
1−6.バス・列車泊
長距離移動などはバスや列車での移動になりますが、夜行便を選ぶことでバス・列車内で一晩を過ごす事ができます。
寝ている間に移動でき、宿泊代を浮かすこともできるので一石二鳥の宿泊と言えるでしょう。
1−7.民泊
「民泊」という言葉に法律上の明確な定義がありませんが、「外国人観光客を相手に個人が住宅の空室やマンションの部屋などに有料で泊めるサービスのこと」を指すようになっています。しかし従来は、旅行者が訪れた土地の人の好意により、無償で宿を提供してもらうケースがありました。
以下では有償無償問わず、文字通り「民家に泊まること」を指す3つのパターンを紹介します。
1−7−1.Airbnb
Airbnbとは『空いてる部屋や家を貸したい人』と『借りたい人』とのマッチングサイト。
空いてる部屋・家を貸して収入を得たい人、泊まりに来たゲストと交流を楽しみたい人はAirbnbにお部屋を掲載、そして泊まりたい人、イベントなどで場所を借りたい人はAirbnb上で興味のある部屋を検索することができます。
Airbnbのコンセプトは「暮らすように旅をする」
Airbnbを使えばホームステイ感覚でその国のリアルのお家に泊まれて、よりリアルな文化を感じることができます。
また、1人あたりの金額に割り込むと、ホテルに比べ圧倒的コスパの高さが売り。Airbnbでは宿泊する人の人数が多ければ多いほど、割安になる傾向があります。
1−7−2.Couchsurfing
上記Airbnbの無償版がCouchsurfing(カウチサーフィン)と言ったところ。世界中の旅行先で無料で泊めてくれる人を探すウェブサイトです。またホストにも、世界中からゲストを招くことでその国の事を知れるメリットがあります。
コミュニティーの軸にしたWebサイトにて、プロフィール、身分確認制度、メンバー同士の評価等により、世界各地のメンバー間で連絡を取り相談の上で宿泊が決まります。相互的な思いやりや信頼によって成り立っていると言えます。
ただし、連絡と実際に泊まる際のやり取りは全て英語になるので、多少のコミュニケーションを取るだけの英語力は必要でしょう。
1−7−3.現地の人と仲良くなって知り合った人の家に泊まる
世界を旅していると、現地で仲良くなった人の家に泊まることもあります。
宿泊したゲストハウス内などで仲良くなった外国人がいて、その人の出身国へ訪れた時にその友達が家に招いてくれることも。サイトを経由してではなく友達として民泊する形です。
そういった出会いがあるのも世界を旅する醍醐味と言えるでしょう。
1−8.野宿・テント泊
治安に不安がなくテントを持っていれば野宿することも可能でしょう。そういった野宿でなくても、バス・駅ターミナル内で寝袋を使って野宿する事もあり得ます。
しかしあまり楽な方法ではないので、体力に自信のない人にオススメできません。
また、アフリカでは宿泊施設の敷地内で、持参のテントを利用して宿泊することも少なくありません。
通常の野宿とは違い、シャワー・トイレなどの共有設備は借りることができ、敷地内なので安全であり、安く泊まることが可能です。
1−9.その他
キューバでは”カサ”と呼ばれる民泊
ほどんどの国では宿泊予約サイトを利用して、ゲストハウスなどの安い宿を探すことになると思いますが、キューバはゲストハウスという形態のものはほとんどなく、個人が経営する「カサ」に宿泊することになります。
カサとはスペイン語で「家」という意味で、その名の通り、カサは家の一部に宿泊者が泊まれるようになっているキューバ人の家のことです。そこに外国人旅行客は民泊することができます。
キューバにはホテルも存在しますが、基本的にかなり値が張るホテルしかないので、バックパッカーであればカサを予約もしくは飛び込みで泊まる事が普通です。
2.宿選びのポイント
次に宿を選ぶ「判断基準」を紹介します。旅行者の性格や旅のスタイルによって判断基準はそれぞれでしょう。
以下のような事に注意して、自分にあった宿泊施設を選択することになります。
また宿の情報は、予約サイトの口コミと施設案内を参考にしましょう。
2−1.安さ
まずは宿泊に掛かる費用でしょう。1泊に費やせれる金額の大小で宿泊先が大きく変わってきます。
2−2.清潔さ & ダニやノミ、南京虫がいないか
どこまで宿の清潔さを求めるかは人それぞれですが、生まれた時から清潔な環境で暮らして来た日本人にとって、重要な要因と言えます。
アジアやアフリカの宿ではダニ・ノミ、最悪南京虫が出ることもあり、宿の清潔さは旅の快適さに直結します。
2−3.Wi-Fiの強さ
旅に出ると、このWi-Fiの重要さが分かります。
旅中は情報収集のためにネット環境が必要だったり、特にブログなどで旅の記録を残している人にとってはWi-Fiは死活問題でしょう。 人によってはWi-Fiさえ良ければあとはなんでもいいと言う人もいるほどです。
2−4.観光地からの距離
旅の目的のひとつは観光。いくら宿が快適でも、観光行くのに時間が掛かりすぎたら本末転倒でしょう。
また目的地までお金も掛かることにもなるので、宿代を抑えても移動に費用が掛かるようであれば考えようでしょう。
2−5.交通の便
こちらも同じで、宿からの交通の便が悪いと行動するのに必要以上に体力と時間を要します。
街の中心地にあるのか、近くに地下鉄やバス停があるか、地図を見て判断しましょう。
2−6.シャワーの水圧
後進国によくありますが、シャワーの水圧が弱く水がちょろちょろとしか出ない宿も存在します。日や時間によっても水圧が変わったりしますが、快適にシャワーが浴びられないのはストレスです。
宿予約サイトの口コミなどで判断しましょう。
2−7.お湯が出るか
日本ではお湯が出るなんていうのは当たり前ですが、東南アジアなどの常夏の国では、お湯が出ないことがよくあります。
いくら暑いといえ、冷たい水で体を洗うのは抵抗があります。時間帯でお湯が使える使えないと変わる場合もあるので、こちらも口コミなどの評価をよく見ておきましょう。
2−8.ファンだけかクーラーが使えるか
こちらも東南アジアなど暑さの厳しい国では一つの判断基準でしょう。
ファンだけしか無くクーラー無しで部屋を過ごすか、クーラーがあるかで快適さが大きく変わります。 蒸し暑いとそれだけでイライラするものなので、部屋の中くらいは快適でいたいものです。
もちろんファンしか無い宿は宿代も安いことが多く、自分の旅予算と相談して決めましょう。
2−9.スタッフの態度
宿の設備がよくても、そこで働くスタッフの対応は宿の快適さを変えます。 逆を言えば宿の設備が整っていなくても、スタッフの対応や態度が良いとまた泊まりたくなるものです。
3.宿予約サイト
1.で紹介した宿泊場所を確保する場合には、飛び込みで部屋の空きや値段を確認してもいいですが、事前に予約しておくほうがより簡単に良く安い宿を選ぶことができます。
別記事で宿泊予約サイトについてまとめたので参考にしてください。
【全サイト記載】これで泊まれない場所はない!宿泊予約サイトまとめ
4.まとめ
旅に出てみると、思っている以上に寝る場所があることに気が付きます。旅スタイルや好み、経済状況、または英語力によって宿泊する・できる場所が変わってくるでしょう。世界には変わったコンセプトの宿があったりもします。
人によってどんな要素が快適になり得るかは違うので、様々な場所に泊まってみて、自分好みの宿を探すのも楽しいかもしれませんね。
宿選びが上手くなればきっと旅も快適になるはずです。
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私たちは世界一周準備コースを用意しているセブの英会話スクールCROSS×ROADです。
世界一周した4人が運営している学校で、記事を書いているインターン生も世界一周経験者です。(ワーホリとフィリピン留学の記事は違います。)
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