ワーホリ出発まで2週間切ったら…日本でやっておくべき大切な手続き3選

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セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしているはなえです。

ワーホリに行くと決めて準備を着々と進めていると、現地での生活について期待が膨らむ方も多いはず。

しかし、出発前に日本でやっておくべき手続きがあるのをご存知ですか? この記事では、長期海外滞在を前にして日本でやるべき大切なことを紹介していきます。

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1.公的機関で行う手続き

日本で行う手続きで1番重要なのが公的機関で行う手続きです。
1つずつみていきましょう。

1-1. 住民異動届(海外渡航届)

1年以上海外に滞在する場合、お住まいの市町村役場に住民異動届を提出する必要があります。(よく海外渡航届とも呼ばれますが、正式には住民異動届です。)

海外渡航届を出すことのメリットは、国民健康保険と国民年金の支払い免除ができる点です。 1年未満の滞在の場合は、「国内に滞在しながらの海外留学」ということになるため、提出する必要はありません。

提出は出発の14日前〜前日が目安。 手続き時にもらえる転出証明書は、日本に帰国後に必要となりますので自宅で大切に保管しておきましょう。
(私はこれを持っていなかったので手続きに時間がかかりました。)

1-2.国民健康保険

海外渡航届を出すと国民健康保険は自動的に脱退となります。国民健康保険を脱退すると、保険給付がなくなりますが、保険料支払いをする必要もありません。

日本の国民健康保険は基本的に日本で病院にかかる場合の保険。 海外で治療を受けた場合も一定の条件を満たせば帰国後の申請で払った医療費の一部が払い戻しされるそうですが、日本で未承認の保険を使った場合などは医療費が降りない場合もあります。

そのため、海外滞在中は現地で利用できる海外医療保険に加入し、日本の国民健康保険は解除するのがベターです。

1-3.国民年金

国民年金は、海外旅行届を出した時点で払う義務がなくなります。そのあとの対処としては2通り。

1つ目は「納付免除」をすること。日本に住所がない間は国民年金加入の義務はなくなるため、年金を納める必要はありません。この場合、年金の支払いをしなかった分、将来の受取額も減ることになります。
しかし、年数のみは「カラ期間(年金受給資格の期間の計算には入れるが、年金額には反映されない期間)」としてカウントされます。

2つ目は「任意加入」の手続きをすること。これをする場合、海外滞在中も年金を払い続ける必要がありますが、受取額は減らずにすみます。

1-4.住民税

住民税とは、その地域に住んでいる住民が払わなければならない税金。1月1日の時点で住民票の登録がされていない場合は、支払いの義務は生じません。

年末年始に海外に渡航予定がある方は、12月中に住民票を抜いておくとその年の6月から1年間は住民税を払う必要がなくなります。

1-5.マイナンバー

海外渡航届を出す場合、個人番号は失効します。しかし、個人番号カードは本人が管理する必要があります。役所に行くった際には、個人番号カードを持参し、失効手続きをしてもらいましょう。

受け取ったカードは、なくさないように実家で保管するのがベターです。

1-6.役所での手続きに必要なもの

役所での手続きを一度で終わらせるために、これらのものを持って役所に行きましょう。

  • 身分証明書(運転免許証)
  • パスポート
  • 印鑑
  • 健康保険証
  • 年金手帳
  • マイナンバー個人番号カード

なお、役所での詳しい手続きについては、世界一周する人必見!海外転出届を出したら絶対すべき手続きについてをご覧ください。

2.日本の携帯電話の手続き

長期間海外に滞在する場合、日本の携帯の扱い方には大きく2つの方法があります。

  • 解約する
  • 番号保管する

解約する場合のメリットは、電話代が一切かからなくなること。大手の通信キャリアでは月に6000円以上かかるのが当たり前です。解約することでかなりの節約になります。 デメリットは、電話番号が失効することです。帰国したときに番号が変わるため、自分の番号を登録していた人に連絡先を伝えるのが多少手間となります。

それに対し、番号保管することのメリットは、帰国した際も同じ番号を使うことができ、LINEなどでスムーズに連絡がとれること。 デメリットは、番号保管料がかかることです。 Docomoの場合、番号保存の事務手数料1000円と、月額400円が必要です。 ドコモのホームページ

さらに詳しい携帯電話の情報は、スマホは解約?それとも番号保管?世界一周前の手続き携帯編に記載してあります。

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3.運転免許証期限の確認

多くの場合は、免許証の手続きは必要ありません。注意しなければならないのは、海外滞在中に免許証の期限切れになってしまう方です。

やむをえない理由があれば、更新時期の前に期間前更新という手続きをとることができます。ただこの場合は、最長で1年間、次回の更新時期が早まってしまいます。しかし、海外滞在中に免許証を失効してしまうと、更新のために適性検査(視力検査など)や運転者講習が必要となりお金もかかります。

その手間を考えると、出国前に期限前更新をしておいたほうが安心といえます。 免許証更新についてさらに詳しく知りたい方は運転免許を失効しないためには?期間前更新って?世界一周前の準備を確認してみてください。

4.私が1年間のワーホリ生活前にやったこと

ここからは、日本を離れる前にしておいたほうがいいことを私の経験をもとに紹介します。

1.美味しい日本食を食べる

ワーホリに行くような先進国であれば日本食レストランはたくさんあります。しかし、手軽な値段で食べられるものは味がいまいちであることも少なくありません。美味しい日本食を食べようと思えば、お金がかかります。

また、海外の日本食レストランの味は一般的であるため、地方出身の方だとやや口に合わないことがあります。(私は、関東の醤油で寿司を食べながら、地元南九州の甘い醤油がかなり恋しくなりました)

地元のお気に入りのお食事どころには足を運んでおくことをお勧めします。

2.お気に入りの温泉に行く

海外には温泉はありません。オーストラリアには温泉はありましたが、水着を着て男女一緒に入る形になり、しかもお湯がぬるい場合が多いです。日本の温泉とはかなり異なります。

温泉好きな方は日本で堪能しておきましょう。

3.大切な人に会っておく

ワーホリでは約1年間日本を離れることになります。LINEやスカイプでいつでも電話できる世の中になったとはいえ、知り合いに会えないのは寂しいです。また、自分が海外にいる間、家族に何が起こるかはわかりません。

日本にいるうちに家族(特に祖父母)、友人、恩師には会っておき、出発のあいさつをしておくことよいです。

5.まとめ:ワーホリに行く前に必要な手続きはしっかりしよう

1年間日本を離れるとなると、必要な手続きも多いです。しかし、役所に足を運んで手続きをすることは、自分が日本国民であることを意識するいい機会となります。

出国の準備に目がいくと後回しになりがちな日本での手続きですが、必要なことをもれなく行い安心して海外生活を楽しめるようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

hana

27歳で看護師を辞め、2015年から海外へ。フィジー留学、オーストラリアワーホリ、セブ留学を終え一旦日本に帰国。その後、ライターを目指し再びセブへ。 オーストラリアでの経験を交え、ワーホリについてのノウハウを語ります。 趣味は旅行と音楽。