ワーホリで稼ぎたいあなたへ〜仕事の探し方から面接まで徹底解説〜

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セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしている、はなえです。

ワーホリ中にできることといえば、語学学習、旅、ボランティアなどいろいろあります。その中でほとんどの人が体験することが仕事。他のビザではなくワーホリビザで海外に渡航することでのメリットが、「実際に海外で働ける」ということです。

実際に私もワーホリでオーペア(住み込みのベビーシッター)と日本食レストランスタッフという2つの仕事を経験しました。思うように言葉が通じないことに加え、文化の違いもあり大変でしたがとてもいい思い出になっています。

はじめてワーホリをする場合、どんな仕事ができるのか疑問に思うことも多いですよね。よく聞く話は、日本食レストランや農場などですが、その他にどのような仕事があるのか、周りの人はどのように仕事探しをしているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ワーホリ中にできる仕事の種類から探し方英語面接で知っておいたほうがよいことまで解説します。

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1.ワーホリ中に仕事して得られる3つのこと

ワーホリで仕事した方がよい理由は次のようなものが挙げられます。

1.お金を稼ぐことができる

おそらく、一番のメリットが「お金を稼げる」ということですね。

ワーホリで海外に一年間も滞在するとなると、物価が違い滞在費がかかります。十分な貯金を用意して渡航できる場合はいいですが、学生さんなど資金が必要な場合、海外で生活しながらお金を稼げるというのはかなりメリットになります。

2.実践的な英語を身につけることができる

海外に行くと、日本人以外と話すときは多くの場合英語を使うこととなります。友達と話すときは、カジュアルな英語でも大丈夫ですが、仕事というとそういうわけにはいきません。

英語には日本語のような敬語がないようなイメージもありますが、仕事の場合はたとえ日本食レストランであってもお客さんに対して丁寧な英語を話すことが求められます。

私が日本食レストランで学んだ英語表現

  • 「かしこまりました」

    Ok.ではなく、Sure.を使う。

  • 「(グループでの来店時)お支払いはご一緒でよろしいですか?」

    Do you want to pay all together?」でなく、「Would you like to pay all together?」と表現する。

3.海外の文化に触れることができる

仕事をしなくても海外の文化を味わうことはできますが、働くと日本とは違うさまざまなことに気づけます。

働く人に嬉しい海外の習慣がチップについて。カナダやイギリスでは、レストランで食事をした際に会計の10%ほどをチップとして置くシステムがあります。

また、カフェのサンドイッチを選ぶときに中身の具をかなりカスタマイズできることなども海外らしい文化の一つです。

2.ワーホリ中に経験できる仕事

ワーホリでよく日本人が就ける仕事には、以下のようなものがあります。

2-1.日本食レストラン(ホール・キッチン)

日本人がよく働くところの王道が日本食レストラン。日本食レストラン=ジャパニーズレストランを省略して「ジャパレス」と呼ばれています。(以下、日本食レストランはジャパレスと記載)

海外では「日本人であること」自体がブランドになります。日本人である私たちは日本の代名詞としてジャパレスで働くことができます。

ジャパレスと一口に言っても働けるレストランの種類はさまざまです。完全個室の高級日本食レストランから、カジュアルな定食屋、居酒屋、回転寿司やラーメン屋、巻き寿司などのテイクアウトの店があります。

オーストラリアであればシドニーやメルボルン、カナダであればバンクーバーなどだと、ジャパレスの求人がたくさんあります。

2-2.観光関係(土産屋スタッフ、ガイド)

観光業も、ワーホリで人気の仕事の一つです。

土産屋スタッフは、ジャパレスに次いで日本人が採用されやすい仕事。スタッフは日本人であることが多いですが、お客さんは必ずしもそうとは限りません。商品についての質問などに英語で返答する必要があるため、日常会話程度の英語力は必要です。

ガイドの仕事は、日本から旅行にきているお客さんを観光スポットに案内したり、現地のガイドの英語を日本語に通訳したりすることです。仕事内容に加え、観光地についても学習することは大変ですが、観光業が好きな方にとってはとてもやりがいのある仕事といえます。

2-3.ファーム・ファクトリー(農場・食肉工場)

オーストラリアやニュージーランドで人気なのが、ファームや食肉ファクトリーなどでの仕事。

ファームの場合は、果物や野菜のピッキング(収穫)パッキング(パック詰め)が多いですが、季節によっては苗を植えたり枝の剪定をしたりというポジションもあるようです。食肉ファクトリーでの仕事は、食肉の加工や、パッキングです。

ファームも食肉ファクトリーも同じ作業を一日中続けなければならず、腰や足を痛めるという話も聞きます。しかし、時給のいい仕事内容であればしっかり稼ぐこともできます。
給料は時給で計算されるときと出来高払い(○グラム取れたら○ドルというもの)の2通りがあります。

実は、ファームでの仕事をワーホリ中にすることのメリットが、セカンドビザを取れるということ。

3ヶ月間指定された仕事に従事することで、オーストラリアの場合は1年の延長、ニュージーランドの場合は3ヶ月の延長が可能です。詳しくは、以下のサイトをご参照ください。

 

2-4.オーペア(住み込みのベビーシッター)

子供が好き、家事が好きという方にオススメなのが、オーペアという仕事です。これは、現地の家庭に住み込んで、育児や家事の手伝いをすることにより滞在費無料、もしくはそれに加えお小遣いをもらえるという仕事です。

他の仕事ほど給料は多くありませんが、オーペアを依頼するような裕福な家庭に住みながら一緒に住む体験を通して英語力の向上が期待できます。また、都市部のシェアハウスとは一味違い、郊外で暮らしながら海外の家庭の生活を垣間見ることができます。

海外の家庭で子育てをするのは語学の問題だけでなく子育て方針の違いもあり、戸惑うことも少なくありません。しかし、経験したことは必ず自分の将来の子育てに生きてくると考えれば、やる価値のある仕事です。

2-5.現地の人が経営するローカルカフェ・レストラン

多くの人が憧れるのが、現地のカフェやレストランで働くこと、ワーホリする日本人の中ではローカルジョブと呼ばれています。仕事を見つけるのは、ここで述べた中で一番難易度が高いといえるでしょう。しかし、無事に仕事に就くことができれば英語環境が手に入るだけでなく高い給料や現地の友達などかけがえのない体験をすることができます。

ローカルジョブは、海外で働いた経験がなければ見つけるのがとても難しいと言われています。大切なことは、「根気強く探す」ということ。仕事探しに1ヶ月以上かかった、履歴書を100枚以上配り歩いたというのはよく聞く話です。それでも仕事にありついた人は、諦めずに行動し続けた人たちです。

また、仕事探しに時間がかかることを想定してある程度の資金を用意しておくことをオススメします。

これが稼げる!ランキング

上で紹介した仕事を稼げる順にランキングにしました。
(給与はオーストラリアを想定しています。為替レートは1AUD=82円で計算。
それぞれの仕事場やポジッションによって給料や待遇は大きく異なります。)

1.現地の人が経営するローカルカフェ・レストラン
(時給20〜25ドル、日本円で1,640〜2,050円。
土日祝日は倍になることあり。)

2.ファーム・ファクトリー(農場・食肉工場)
(時給17〜25ドル、日本円で1,394〜2,050円)

3.観光関係(土産屋スタッフ、ガイド)
(時給17〜22ドル、日本円で1,394〜1,804円)

4.日本食レストラン(ホール・キッチン)
(時給10〜17ドル、日本円で820〜1,394円)

5.オーペア(住み込みのベビーシッター)
(住居費と食費が無料なので給料は発生しないこともある。
お小遣いがもらえる場合は週150ドル:日本円で12,300円前後〜)

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3.ワーホリで仕事を探す方法

ワーホリ中に仕事を探す方法はいろいろありますが、大きく分けてこの4通りの方法を使っています。この項目では「理想的な順番」に紹介します。ちなみに、「仕事を得るための簡単な手段」となれば順番が逆になります。

3-1.友人・知人からの紹介

一番安心なのが、知り合いからの紹介。知っている人からの情報であれば、情報の信頼度は抜群ですし、いい点だけでなく悪い点も含めて聞けるのがメリットです。他の仕事探しではわからない内部の人間関係事情など含め、多くの情報を得ることができます。

どこで友人を作るかという問題ですが、一番は語学学校です。その他では、図書館や教会の無料英会話教室やボランティア活動、現地の人が集まるパブやバーなど。また、家探しのためにバックパッカーズホテルに泊まっている場合はそこでも職探しの情報が飛び交っていることがあります。

3-2.履歴書を配って回る

日本ではめずらしいですが、海外では履歴書を配りながら仕事探しをすることは一般的です。英語を使うローカルのレストランやカフェで働きたいと考えている人は、この方法で探すことが多いです。

できれば店のオーナーと話ができると良いですが、無理であればスタッフに履歴書を渡します。さらに、店に行く時間帯も大切なポイント。ランチやディナーの時間は店が混み合っているため、14〜16時など比較的お客さんが少ない時間帯に行くのがベストです。

3-3.ネット上の求人に応募する

多くの人が利用する手段が、インターネット上の求人サイトを見て応募するということ。参考になるのは以下のようなサイトです。

ローカルでの英語求人を探すときには英語でのサイトを利用します。日本人以外も多くの人が記事を見ており、仕事を獲得するための難易度は高めです。

とにかく早く仕事をしたいという人は、日本語記載のサイトで探すのもひとつの方法です。条件がいい求人はすぐに決まってしまうので、気になる仕事を見つけたらすぐに電話やメールをしてみるのがオススメ。

3-4.【番外編】路上でアピールする

仕事探しの手段は先に述べた3つの方法が一般的ですが、例外もあります。それは、路上でアピールしてみるということ。

音楽やダンス、路上で何かを売るなどのパフォーマンスができる人はそのスキルを生かして稼ぐという方法もあります。

挑戦する人はあまり多くないものの、根気強くパフォーマンスを続ければお小遣い程度のチップをもらえ、さらに人気が出れば貯金できるくらいの額を稼ぐこともできます。

ちなみにセブの語学学校クロスロードスタッフの大輔さんは、ワーホリ中に路上で書道パフォーマンスを行い1ヶ月で55万円稼いだというレアな経験の持ち主です。

 

4.ワーホリで仕事をするために必要な英語力

ローカルのレストランやカフェで、スタッフ間の会話が英語である職場では、TOEICでいうと700点レベル語学学校の中上級レベル以上の英語力が必要と言われています。

日本食レストランなどでかつ、日本人が多い職場であれば、正直なところほとんど英語を話せなくても働けます。しかし、レストランによってはお客さんにお酒を勧めたり料理の説明をしたりすることが求められます。その場合はやや高い英語力を求められます。

はなえ
個人的には、「スタッフ間の会話が英語か日本語か」が英語必要の有無の分かれ道かと思います。寿司屋やラーメン屋などお客さんの回転の早い店は、決まった英語の使い回しを覚えれば、相手が外国人であってもなんとか対応できます。仕事内容を日本語で教わることができれば、あとは習ったことを実践していけばよいです。

しかし、日本食レストランであってもスタッフが日本人以外の場合、仕事の内容を英語で理解する必要があります。ある意味、お客さんへの対応より仕事の決まりを英語で教えてもらい質問しながら習得するほうが難しいと感じました。

 

5.各国の最低賃金

ワーホリ渡航先で代表的な4カ国(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス)の最低賃金は次のようになっています。

2018年3月現在の各国の最低賃金はこのようになっています。

  最低時給 日本円 為替レート
オーストラリア 17.7ドル 1458円 1AUD=82円
カナダ 11.35ドル 951円 1CAD=83円
ニュージーランド 15.75ドル 1230円 1NZD=78円
イギリス 6.7ポンド 1008円 1GBP=150円

※為替レートは2018年4月5日12時のYahoo!レートを参照。
※Taxを引かれる前の額を提示
※イギリスの最低時給は年齢により異なります。ここでの提示は21歳以上の場合です。

しかし、ときどき最低賃金を守らず安い給料で雇っている店もあります。

ワーホリできるいくつかの国では同じ雇用先で働ける最長期間が決まっています(オーストラリアの場合は6ヶ月)。また英語の問題があり、日本人が現地の仕事を見つけるのは簡単ではありません。そのため、仕事を見つけるのが難しい人の働き口として安い給料でワーホリ中の人を雇っている場所が存在します。

これらの仕事先は、給料が銀行振込だと違法の賃金を払っていることが履歴として残ってしまうため、現金での給料支払いとなっています。

しっかりしたお給料をもらえる職場で働きたい場合は、面接時に時給や給料の支払い方法を確認しておきましょう。仕事の選択肢を広げるためには、英語力があると他の日本人と差をつけることができます。

 

おまけ:英語面接で必ず聞かれる質問はこれ!

「ローカルでの仕事に就きたくて英語の勉強をしているけど、英語面接がどんな風に行われるか全然イメージがわかない」という人はいませんか?

私もワーホリ前はそうでした。

面接の際に聞かれる質問事項はいろいろありますが、その中でも必ずと言っていいほど聞かれる質問について紹介します。

それは、「Tell me about yourself」という質問。日本語で「あなたのことを教えてください」という意味です。

面接の始めに聞かれることが多く、この質問で面接官の心を掴むことができるかがそのあとじっくり話を聞いてもらえるかのカギとなります。

文章を考えるときは、自分の今までの経験や強み、それをどのように新しい仕事先に生かしていけるのかを盛り込みます。

ほぼ必ずといっていいほど聞かれる質問なので、この質問の答えだけは暗記しておくことをオススメします。

例文はこちらです。

I have been involved in serving the customers at Starbuck in Japan for five years.

One of my assets is my attribute to always work hard no matter what it is.

My expertise and high command of English will surely enable me to contribute to your team.

私は5年間、日本のスターバックスでお客さんの役に立つようにサービスを提供してきました。 私の強みの一つは、それが何であれ、必死に取り組むことです。 私の経験と高い英語力が必ずあなたのチームの役に立つと思います。

 

I worked as a sales assistant manager in a clothing shop for four years. I coordinated things or activities for the workers and the managers as well.

I always try to make the environment easy for everybody. I am focused in dealing with customers.

I like challenges. I always try to new things to enhance my capabilities.

私は服屋のアシスタントマネージャーとして4年間働いていました。スタッフやマネージャーのために、働く場所や物の管理をしながら、周りの人が働きやすい環境を作ろうとしてきました。また、お客様に気を配ることに重点をおいてきました。

私は、チャレンジすることが好きです。自分の可能性を広げるため、常に新しいことに挑戦しようとしています。

 

まとめ:ワーホリ前にどんな仕事をしたいか考え準備をしておこう

ワーホリ中にできる仕事はさまざまで、渡航した方は十人十色の経験をしています。

自分が描く理想の仕事をゲットするために必要なのは、渡航前からどんな仕事をしたいかイメージをして準備を進めておくということ。

英語が必要な仕事をしたければ、英語力を上げておく、カフェで働きたければ日本のカフェでアルバイトをして経験を積んでおくなど、ワーホリ前からできることはあります。

ぜひ、目標をもってワーホリに渡航し、仕事もお金も海外経験も全て手に入れることを目指しましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

hana

27歳で看護師を辞め、2015年から海外へ。フィジー留学、オーストラリアワーホリ、セブ留学を終え一旦日本に帰国。その後、ライターを目指し再びセブへ。 オーストラリアでの経験を交え、ワーホリについてのノウハウを語ります。 趣味は旅行と音楽。