セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしているはなえです。
ワーホリ中にあまり考えたくはないけれど、知らないといざというときに困るのが病院について。1年間も海外に滞在するとなれば、一度や二度は病院にお世話になることもあると思います。
しかし、病気になって体がきつい状態で病院について調べるのは手遅れと思うこともしばしば・・。
そこで、病院を利用する前に知っておくと便利なことをまとめました。
どうぞ参考にしてください。
目次
ワーホリ中、海外で病院を利用する手段3つ
海外に住む人は、病気になったときにまずは病院ではなく薬局(Phamacy,Chemist)のみ行くことも多いようですが、今回は、医師の診察を希望するときの流れについて説明します。
1.GP(General Practitioner)
海外では、一般的な風邪や腹痛などの軽い病気であればまずGP(General Practitionerの略/一般開業医・総合医)を受診します。
GP(General Practitioner)とは、内科や外科、皮膚科といった専門領域に特化することなく、どのような病気も見てくれる医師が滞在する病院のことです。風邪や頭痛などはもちろん、発疹や鼻炎、軽いケガ、婦人科系など歯科領域以外のすべての病気やケガの診察をしてもらえます。
その場で診察や薬の処方をしてくれるだけでなく、血液検査などもしてくれます。GPを受診するだけで解決することも多いため、緊急時以外はGPを受診するのが普通です。
より専門的な治療が必要とされる場合は、GPが専門医の予約を取ってくれます。
2.専門医
GPを受診し、血液検査やレントゲンなどの結果で専門的な治療が必要と判断された場合、専門医を受診することとなります。専門医に診察してもらうためには、GPからの紹介状が必要です。
専門医の診察を受けるには、数日待たされるのが普通。緊急時をのぞき、翌日に受診できるようなことは少ないと言われています。
3.救急車
急な病気や交通事故など緊急を要する場合は、救急車を呼びます。
多くの国で、救急車の利用は有料。オーストラリアの場合、一回700ドル以上かかります。国民の多くは救急車が無料になる保険に加入しています。
ワーホリで一時的に海外滞在する私たちは現地の保険に加入できません。海外旅行保険への加入をオススメします。
GPを受診する時の手順
ワーホリ先の都市にある「日本人医療センター」のほとんどがGPの位置付けです。
病気になったときに最初に足を運ぶ「GP」を受診するときの流れについてまとめました。
ステップ1.予約
あらかじめ病院を受診することが分かっている場合、電話などで予約をしたほうが確実です。
電話する際に、受診の際に必要なものを確認しておくと安心です。ほとんどの場合、以下のものが必要です。
- パスポート
- 海外旅行傷害保険加入保険会社の保険証券
(保険契約内容を確認できる保険会社発行の E-mail 等のプリントアウトなど。被保険者名、契約番号、有効期限、カバー内容が明記された正式文書でも可)
- パスポート
- 海外旅行保険付帯タイプのクレジットカード
-
日本出国日を確認できるもの(パスポートの出国日のスタンプ、もしくは航空券の半券)
ステップ2.受付
病院を受診したら、はじめに受付をします。
スタッフから受け取った個人情報登録書や問診票に自分の名前や滞在先の住所、病気やケガについて(いつから症状が始まったか、どんな症状があるかなど)を記入します。
ステップ3.診察
医師による診察を受けます。日本人向けの医療センターで日本人以外の医師に診察を受ける場合は、通訳がつくことがほとんど。日本語で症状を述べれば大丈夫です。
ステップ4.薬をもらう
診察が終われば、医師が処方箋を書いてくれます。
薬は、その場でもらえる場合と現地の薬局で受け取る場合があります。
病院を利用する時の医療保険について
ワーホリ先にも、日本と同様医療保険制度があります。しかし、それらは現地の人たちのものであり、私たちは加入しておくことができません。
海外で病院に行くのは高額というのは有名な話。その状況を避けるためには、保険に入っておくことが大切となります。
日本人がワーホリで保険を利用する場合、大きく2つの方法があります。
1.渡航前に日本の海外旅行保険に加入しておく
多くの人が行う方法です。日本の会社の海外旅行保険は、1年間の保険料が20万を超える場合が多いです。しかし、医療保険だけでなく航空券の遅延や物品の盗難なども手厚くカバーしているため、安心です。
日本の大手保険会社の保険に加入していれば、受診料はほぼキャッシュレス。つまり、治療費や薬代は、病院が保険会社側に請求するため、私たちが病院に支払うお金はないため、安心して治療を受けることができます。
2.現地にある外国人用の保険を利用する
「日本から保険に加入するのは高すぎる」「病院に行くときの保険だけあれば十分」という方は、現地の民間保険会社と契約するという方法もあります。日本からも申し込みできますが、申し込みから適応まで時間がかかることもあるそうです。
ワーホリの保険についての詳細は、万が一に備えて…ワーホリ渡航者にオススメの海外旅行保険3選をご覧ください。
3.保険の付帯サービスor医療通訳を利用する
ワーホリで日本人が滞在するような大きな都市には、日本人医師常駐のGPや通訳が滞在しているところがあります。しかし、大学病院など大きな病院に通わざるを得ない場合、日本人スタッフがいないことも…。
日本の海外旅行保険に加入している場合、電話による医療通訳の手配が付いていることもあります。
ドクターが話したことをスピーカーフォン越しの日本人通訳が日本語で伝えてくれるサービスがあるため、英語に不安がある方も利用できます。
- 日本出国前に発症している病気や怪我
- 妊娠、出産など
- 虫歯や歯槽膿漏などの歯科疾患
受診する前に、病院に確認しておきましょう。
【海外滞在者必見!】病院・薬局で役立つ英語
ワーホリ中の人が足を運ぶ、日本人医療センターには日本人スタッフが常駐しています。
英語を使う場面はあまりないかもしれませんが、念のため、病院や薬局に行くときに役立つ英語表現を紹介します。
症状を伝える
診察室に入ったら、医師が病気に関する質問をします。
こんにちは。〜です。今日はどうされましたか?
Hellp.I’m ~.How are you feeling today?
病院で自分の症状を伝えるときは、I haveの後に症状をつなげます。
例:I have stomachache.(お腹が痛いです)
・腹痛 stomachache
・頭痛 headache
・下痢 diarrhea
・熱がある fever
・のどが腫れる sore throat
・鼻づまり stuffy nose
・鼻水 runny nose
・吐き気がする nausea
・発疹 rash
そのほか、このような表現があります。
-
手(足)にやけどをしました。
I burnt my hand(foot).
-
出血しました。
I’m bleeding.
-
足首を捻挫しました。
I sprained my ankle.
-
腕(足)の骨を折りました。
I broke my arm(leg).
薬局に行く
診察終了後に薬局へ行く場合はもちろん、薬を買いに行くときにも役立つ表現をまとめました。
-
この処方箋の薬をください。
Please fill this prescription.
-
風邪薬をください。
Can I have some medicine for a cold?
-
どのようにして飲めばいいですか?
How should I take this?
薬に関する単語はこちらです。
・飲み薬 internal medicine
・風邪薬 cold medicine
・解熱剤 antipyretics
・鎮痛剤 analgesic
・塗り薬 ointments
・抗生物質 antibiotics
・ジェネリック医薬品 generic drug
まとめ:病院に行く必要が出てくる前に、大事なことは確認しておこう
海外の病院は日本のものと異なるため、病気になる前に確認しておきましょう。
病気やケガで病院に行く状況には、不安が伴います。それが海外となればなおさらです。
日本人がワーホリで渡航するような国は医療設備は整っていますが、病気になってから慌てないように、あらかじめ病院の受診方法は確認しておくと何かと安心ですよね。
とはいえ、健康であるのに越したことはありません。
日頃から栄養バランスの取れた食事と十分な休息を心がけて楽しい海外生活を過ごしましょう。
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診察の最後に、ベッド用のスプレー、アレルギー症状を抑える飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。日本の海外旅行保険に加入していたため、薬も含めすべて無料。
お金の心配をしなくてよかったため安心でした。