セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしている、はなえです。
ワーホリをしようと決めたときに気になるのが「年齢」。特に30歳前後の方は、自分の年齢でワーホリできるのか、ギリギリでワーホリすることによる影響など気になる方もおられるのではないでしょうか。
また、2017年にオーストラリアのワーキングホリデー年齢制限が35歳まで引きあがられるという話もありました。真相はどうなのか、気になるところです。
この記事ではワーホリの年齢制限やビザの渡航期限について考えるであろう疑問についてご紹介。加えて、私自身が29歳の年齢制限ギリギリのワーホリ(通称:ギリホリ)で渡航して感じたことなどお伝えします。
目次
1.各国の年齢制限
1-1.国別の年齢制限は18~30歳
2018年3月現在、ワーホリできる国は20カ国もあります。
この20カ国の年齢制限はすべて30歳以下。
つまり、31歳の誕生日までにビザを取得しなければなりません。2016年以降ワーホリ制度がスタートしたポーランド、ポルトガル、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、スペインにおいても同じです。
1-2.オーストラリアでのワーホリが35歳まで引き上げられる話は未だ保留
ワーホリに興味がある方は、このニュースを聞いてテンションが上がった方も多いはず。
「オーストラリアビザ改訂のオプションとして、2017年からオーストラリアワーホリの年齢制限が30歳から35歳に引き上げられることが検討されている」
しかし、今のところ(2018年4月現在)この話は保留となっています。
またいつ法律が変わるかわからないため、とりあえずは現行のままだと考えておいたほうがよいかもしれません。
Age of eligibility – Government announcement
The Government is considering options for expanding the upper age of eligibility from 30 to 35 years, including timeframes, legislative requirements and engagement with partner countries. Reciprocity of arrangements for Australian citizens remains a key feature of the programme. The current age of eligibility (18 to 30) will remain in place for the time being.
適格年齢 – 政府発表
政府は、年齢、立法要件、パートナー国との関わりを含め、適格年齢を30歳から35歳に拡大する選択肢を検討している。 オーストラリア市民のための取り決めの互恵性は、このプログラムの重要な特徴です。 現在の適格年齢(18歳から30歳)は、当面は維持されます。(引用元:Australian Goverment https://www.border.gov.au/Trav/Visa-1/417-)
2.ワーホリの年齢制限に関する質問
ワーホリの年齢制限についてよく疑問に思われる点をまとめました。
2-1.年齢制限を過ぎたら渡航できないのか?
2018年4月時点では全ての国での年齢制限は18歳〜30歳。年齢制限30歳までというのは、ビザ申請の時点のことを指します。
つまり、30歳のうち(31歳の誕生日の前日まで)にビザを取っておけば、31歳になって渡航しても問題ないということになります。(ビザを取ってから入国までの期間は2-3で述べます)
2-2.ビザ申請から発行までの期間は?
ワーキングホリデービザを申請してから発行されるまでの期間は国により異なります。オーストラリアのように短い国だと数日程度、イギリスなどだと3ヶ月以上かかることも。海外長期滞在歴がある方だと、無犯罪証明書などが必要なこともあり、申請に時間を要することもあるそうです。念のため3~4ヶ月余裕をみておくことをオススメします。
2-3.ビザを取ってから入国までの制限はどのくらいか?
これも、国により異なります。ビザを取ったからといって、すぐに入国しなければならないわけではありません。
オーストラリアの場合は、ビザを取ってから1年以内に入国すれば大丈夫です。
イギリスのワーホリでは、毎年1月に抽選が行われ、それに当選した1000人だけがビザを申請することができます。抽選に受かったら、その年のうちにビザを申請しなければなりません。ビザは出発の3ヶ月前にならないと申請できないため、それまでに情報収集などをしておくとよいでしょう。
2-4.オーストラリアのセカンドビザ申請の年齢制限は?
オーストラリアでは、政府指定の地域で3ヶ月以上の季節労働をすることで「セカンドワーキングホリデービザ」を取得することができます。この場合も、年齢は30歳以下となっています。
取得はオーストラリア国内でも国外でも可能です。多くの方が1ヶ月前後でビザを取得できるようですが、状況によって異なります。余裕をもって申請しておくと間違いありません。
3.31歳を超えてから海外に滞在する方法
ワーホリの年齢制限である31歳を超えてしまったけど、やっぱり海外で働く経験をしてみたいという方のために、海外で就労できるビザを簡単にまとめました。
3-1.学生ビザ
学生ビザは、就学するためのビザです。ですが、国によっては学校に行きながら働くことができます。
例えばオーストラリアだと「政府認定の学校で週25時間以上の就学をすること」という条件で学校に行きながら仕事が可能。留学費用を補いながら海外に住んでいる感覚をより一層味わえます。
3-2.就労ビザ
カナダなどでは学校の実習としての就労や、企業のインターンシップを行いながらの副業を認めている制度があります。
3-3.海外就職
国にこだわらないなら、思い切って海外就職をしてみるのも1つの手といえます。いきなりでハードルが高いと思われる方は、アジア諸国などの格安留学できるところで英語力を高めてから海外就職に望むのもよいでしょう
セブの語学学校Beyond The Borderでは、海外就職に必要な実践的な英語を短期間で自分のものにすることができます。また、海外就職専門コンサルタントのサポートを得ることで、海外就職をリアルに思い描きながらの自己実現する方法を学べます。
30歳直前でオーストラリアワーホリを開始した私の体験談
私は29歳でオーストラリアへ渡航し現地で30歳の誕生日を迎え、トータルで1年間滞在しました。周りのワーホリメイトは、20〜22歳の大学休学組、もしくは28〜31歳の社会人経験あり組が多く、25歳前後は意外と少なかった印象があります。
日本食レストランでアルバイトをしていたときは、大学生が自分より先に働いており、自分より10歳近く年下の方から仕事を習うこともありました。
しかし、話が合わないかといえば、全くそう言い切れるものでもなかったです。自分と年齢の違う人と話すことで、新しい発見や年下のエネルギーを多々感じることもありました。
30歳前後で約1年間ワーホリをすることは、社会人として培ってきたキャリアを一旦中断することとなります。それに対して勇気がいる方もおられるかもしれません。
確かにワーホリは「ワーキング+ホリデー」というだけあり、「遊びに行っていた」とみなされることもあります。しかし、実際に海外生活を味わうと日本にいた時には気づかなかった働き方や生き方をしている人に多く出会うことができ、自分の視野を広げることにつながります。
ワーホリ後の仕事としては、元の職種に戻る方、ワーホリ中に見つけた新しい道(フリーランス、起業など)を歩む方、ワーホリ中にスキルを身につけ就労ビザを取ろうと滞在を延長する方などさまざまです。
私自身は、ワーホリ後のセブ留学中に出会った人からの影響で「ライター」という新しい分野での仕事を始めました。
年齢を気にしてワーホリを迷っている方でも、行きたいという思いが強ければ迷わずに行ってみたほうがよいというのが個人的な感想。しかし、それを実現するには20代の学生と同じ気持ちで望んではいけないと考えています。
「ワーホリで何を成し遂げたいか」を明確にしておくことが不可欠です。英語はもちろん、それ以外にも自分が得意とするスキルを身につけることで職業選択の幅が広がります。
1年間でも海外で過ごしてみることで、日本で当たり前と思っていたことに刺激を感じたり、自分の今までの生き方と違う価値観を得たりすることができます。
5.まとめ:ワーホリビザは31歳になるまでに申請しよう
ワーキングホリデーには年齢制限があります。
年齢制限があるのは変えられない事実です。30歳前後の方にとっては「しまった、ワーホリしたいけどギリギリだ」もしくは「ワーホリという制度に気づいたときはもう遅過ぎた」ということもありえます。
ワーホリに行くか迷っている30歳前後の方は、年齢制限に引っかかってワーホリできなかったという最悪のシナリオを避けるためにも、ビザだけでも先に取っておくことがおすすめです。
30歳前後で1年間海外に出ることは、仕事のブランクや結婚など考えると躊躇されることかもしれません。しかし、目的を持って渡航すればいいことも悪いことも必ず学べるはず。
何年後かに「あのとき海外に行っていれば…」と後悔するくらいなら、いけるうちにチャレンジしてみるとよいです。 自分の行動次第で、ワーホリの可能性は無限に広がりますよ!
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