海外でのカード利用まとめ|世界一周中のクレカの使い方とコツ

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セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしているユウヤです。

皆さんは、クレジットカードやキャッシュカードについてちゃんと理解していますか?よく分からないままカードを利用している方も多いんではないでしょうか?

世界一周には必ず必要になってくるクレジットカードやキャッシュカードですが、よく分からないまま旅に出てしまうと、本来旅をスムーズにしてくれる便利なカードたちに振り回されてしまうなんて事にもなりかねません。

世界一周にはどの種類のカードがいいの?複数枚持っていった方がいいんだよね?と不安に思う方が多いと思いますが、使い方のコツや注意点なども含めて情報をまとめました。

またクレジットカードやキャッシュカードだけでなく、最近よく耳にするようになったデビットカードやプリペイドカードについても詳しく説明していきます。

世界一周に向けてだけでなく普段の生活でも役に立つ情報たちなので、ぜひチェックして見てくださいね!

目次

  • 仲間と英語を勉強して旅の準備をしよう!
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1.クレジットカード、キャッシュカード、デビットカードとは?

 

そもそも、クレジットカードやキャッシュカードなどの区別がよく分からないと思う人がいると思うので、それぞれのカードの解説をしていきましょう。

1−1.クレジットカードとは?

1番馴染みのあるカードだと思いますが、クレジットカードとは以下の事を指します。

1−1−1.買い物で支払いに使うカード

クレジットカードとは、簡単に言うと ”買い物で支払いに使うカード” の事で、レストランや洋服店などの「お店での支払い」や、航空券購入などのネット上での「カード決済」に使えます。

つまり、現金を1円も持っていなくても支払いを済ます事ができます。

1−1−2.クレジットカードとキャッシュカードの一体型

上記の内容だけだと、ATMを使って自分の銀行口座からお金を引き出す事が出来ないことになりますが、通常はそのクレジットカードの機能にキャッシュカードの機能が付属する一体型なので、ATMを使ってお金を引き出す事ができます。

キャッシュカードについては、1−2.で詳しく説明します。

1−1−3.海外で現地通貨を引き出すにはキャッシングを利用

海外でも同様にATMを使ってお金を引き出すことが出来ますが、その際はクレジットカードの機能である「キャッシング」を利用します。

クレジットカードにはキャッシング枠(お金を借りる契約)が存在するので、カード発行会社からお金を借りるという形で現地通貨を引き出すことが出来ます。

ただし、最初は海外用キャッシング枠が0円の設定になっているので、海外でキャッシング機能を使って現地通貨を引き出す予定がある場合は事前にキャッシング枠を増やしておく必要があります。

特に、仕事を辞めた後ではキャッシング枠を増やすことができないので注意が必要です。
キャッシングを利用しないという方はキャッシング枠は0円に設定しておけば良いでしょう。

1−1−4.代表するカード

以下の銀行のカードなどが該当します。

  • 三井住友VISAカード
  • 楽天プレミアムカード
  • セディナカード

1−2.キャッシュカードとは?

次にキャッシュカードについて説明します。クレジットカードと一体型になっている場合が多いんですが、キャッシュカードのみだけで使う事も多いです。

1−2−1.ATMを使って現金を引き出す為のカード

キャッシュカードとは、”銀行ATMを操作する目的で発行されるカード” の事で、一般的な役割としては自分の口座からお金をおろす事でしょう。他にもATMを使って他口座に振込が出来ます。

しかし、クレジットカードと違ってお店での利用は不可であったり、海外で利用して現地通貨を引き出す場合に手数料が割高だったりします。

また、口座への反映が早く口座入金分しか使われないという特徴があります。

1−2−2.国際キャッシュカード

そのキャッシュカードを海外に持っていっても使えないことがほとんどですが、海外でも使うことができるキャッシュカードを国際キャッシュカードと言います。

日本で当たり前のように行っているATMでの口座からのお金の引き出しが、海外のATMでも全く同じことができるとイメージしてもらえればわかりやすいと思います。

海外で利用した場合、現地の通貨を引き出すことができます。ただし預金をすることはできません。

1−2−3.代表するカード

以下の銀行のカードなどが該当します。

  • 新生銀行
  • 三井住友カード(のキャッシュカード)

1−3.デビットカードとは?

次に最近よく聞くようになったデビットカードについて説明していきます。

1−3−1.キャッシュカードにクレジット機能が付いたもの

デビットカードとは、簡単に言うと上記で説明したキャッシュカードにクレジット機能が付いたカードの事です。

ただし、クレジットカードと違ってキャッシング機能が付いていないので、利用できるのはショッピング枠とATMを使って現金を引き出す事です。

つまり、種類的にはキャッシュカードなんですが、買い物や食事代のお支払いにそのまま利用できます。デビットカードは国際キャッシュカードの機能も備わっている事が多いので、海外で自分の口座から現地通貨を引き出すことも可能です。

また、クレジットカードと違って利用代金が自分の金融機関の口座から即時に引落しされ、利用分が減ることになります。クレジットカードはその後払いという特性から、自分の支払い能力を超えてしまうような使い方をしてしまう恐れがありますが、デビットカードでは自分の口座残高(支払い能力)以上の利用はできないため、便利なサービスと言えるでしょう。

1−3−2.代表するカード

以下の銀行のカードなどが該当します。

  • 楽天銀行デビットカード
  • イオン銀行デビットカード

1−4.プリペイドカードとは?

最後に、最近存在感が増してきているプリペイドカードについて説明していきます。

1−4−1.クレジットカードのように使えるプリペイド式のカード

プリペイドカードとは、簡単に言うとクレジットカードのように使えるプリペイド式のカードの事です。

使い方はクレジットカードと同じで、海外のATMで現金の引き出しが可能、店頭でのカード払いも出来ますが、事前にチャージ(入金)した分を限度額として利用する事になります。

カード発行時にプリペイドカード専用口座をカード会社が用意してくれ、その口座に日本円を入金して利用します。

1−4−2.代表するカード

  • マネパカード

2.カードの保有と使い方

各種カードについての情報を得た所で、次は世界一周中のカードの保有と使い方について紹介していきます。

2−1.基本は海外キャッシングを利用

海外でのカードの基本的な活用方法ですが、まず現地通貨を取得するには海外キャッシングを利用しましょう。

世界一周だけでなく短期旅行でも言えることですが、両替に頼るよりも海外ATMによるキャッシングの方がお得です。

カードの利息率によっては、国際キャッシュカードなどで自身の口座から引き出すよりキャッシング(銀行からの借り入れ)を利用して繰上げ返済する方がお得な場合があります。

2−2.支払いは可能な限りクレジットカードで

特に発展途上国では現金しか使えない場合が多いんですが、クレジットカードで決済が可能な場合はカードで支払いを済ませましょう。現金を何度も引き出すより手数料や利息の掛からないカード決済が1番お得です。

ヨーロッパなどではホテルやレストランはもちろん、電車のチケットや観光地の入場料などほとんどの場合でカードで支払うことが可能です。

2−3.カードは3枚以上保有しよう

世界一周中は複数の種類のカードを持ちましょう。理由としては以下の事が挙げられます。

2−3−1.盗難のリスク回避

カードを1枚しか持っていかないとそのカードを盗まれた瞬間世界一周の旅が終わってしまいます。なので最低でも2枚のカードを持つ必要がありますが、1枚盗られた場合、残りの1枚だけで旅を続けることになります。やはり盗難の不安が常に付き纏う事になるので、3枚以上のカードを持つことがベターでしょう。

2−3−2.ATMの吸い込みリスク回避

同じくカードを失うリスクについてですが、世界一周中は盗難だけでなくATMにカードを吸い込まれる事があります。

日本では考えられないことですが発展途上国ではありえる話で、現地通貨を引き出す際にATMを使ってカードが戻ってこない事があります。銀行付属のATMならその場で問い合わせして取り出してもらえる事もありますが、そのままカードを失う事があります。

またスキミングや不正利用などによって強制的にカードを止めて、使い続けることが不可能になることもあるので、やはり複数枚のカードを備え持つ必要があるでしょう。

2−3−3.ATMや銀行によって使えるカードが限られる

カードにはVISAやMaster、国際キャッシュカードならばPlusなどの国際ブランドが存在します。

ATMや銀行によっては対応している国際ブランドが違ったりするので、複数の種類のブランドを持ったほうが良いでしょう。

2−3−4.海外旅行保険の補償を補える

カードの付帯保険を利用して海外旅行保険をカバーする場合、複数のカードを持つことによって付帯保険の保証内容を補うことができます。

クレジットカードの付帯保険は補償額を上乗せする事が可能なので、それぞれのカードの持つ上限額を合わせて使う事で、予想外な海外の高額な治療費などにも対応することができます。

2−4.サブとして国際キャッシュカードやデビットカードを利用

上記で説明したように、クレジットカードさえあればカード決済とキャッシングによる現地通貨の取得が可能なので、基本はクレジットカードを利用して、サブとして国際キャッシュカードやデビットカードを利用すれば十分でしょう。

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3.使い方のコツ

次はカードを最大限に有効活用するコツをご紹介します。

3−1.海外保険の自動付帯と利用付帯を上手く活用しよう

海外旅行付帯保険がついているカードなら、限られた期間で保証に差があるものの無料で保険が適応されます。世界一周のような長期旅行だとカードの付帯保険だけでは足りないと思いますが、クレジットカードに付帯している海外保険を上手く使う事で世界一周の費用を節約することが可能です。

クレジットカードを複数枚保持することで、数か月間に渡って海外保険を適用させることができます。

詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
世界一周者必見、クレジットカード保険で賢く節約する方法

3−2.キャッシングは繰上げ返済か締め日前に利用しよう

海外で現地通貨を引き出すのはキャッシングが一番お得です。しかしそれは利息が少ない場合のみ。利息率はカード会社によって変わってきますが、引出しから月末の利息返済まで期間が長くなったりすると利息もバカにできない額になるので、よく考えて利用する必要があります。

キャッシングの利息を極力減らすためには、繰上返済のできるカード会社にキャッシング利用データが届いた時点で繰上げ返済をしましょう。電話またはカード会社によってはWeb上で繰上げ返済を済ますことができるので、キャッシングをしたらカード会社に連絡を入れましょう。

もしくは、キャッシングの締め日と返済日を調べ、その締め日にできるだけ近い日にキャッシングをすることで利息がほとんど掛からず返済を済ますことができます。

3−3.マイルやポイントを貯めよう

現金を使ってもただただその分のお金を消費するだけですが、クレジットカードで買い物やショッピングをすることでポイントやマイルを貯めることができます。

ポイントやマイルはショッピングや航空券の購入の代金に充てることができるのでカードの利用はお得と言えるでしょう。カードによってその還元率が違うので、高還元率のカードを選ぶといいでしょう。

3−4.身分証明の代わりに使おう

宿やレンタカーなどの予約で、ID(身分証明書)や保証金代わりに使えるという利点もあります。

海外ではチェックインをするときに「デポジット(保証金)」を支払わなければならない場合があり、クレジットカードでの支払いを求められることも多いです。

また、レンタカーを借りる際にもクレジットカードが必要です。レンタカー会社としては、貸した車が必ず返ってくるという保証が必要なので、クレジットカードを所有していない人に対しては信用力がないと判断される場合もあるからです。

4.出発前・利用する際の注意点

最後に、世界一周に出発する前やカードを利用する際の注意点について述べていきたいと思います。

4−1.限度額を上げておく

各種カードを持っていけばそれだけで大丈夫というわけではありません。

クレジットカードのショッピング枠やキャッシュカードの引き出し額には限度額が設けられている場合が多く、カード発行時の設定のままだと利用額が少なかったり、海外での外貨引き出し額が0円になっている場合もあるので注意が必要です。

海外に行っても変更は可能ですが、日本にいる間に可能額を知べて限度額が足りなさそうであれば上げておきましょう。

4−2.クレジットカードのキャッシング枠の利用の可否を確認

限度額と同じく、クレジットカードのキャッシング枠の利用可否についても調べておきましょう!

4−2−1.仕事を辞める前に利用額を引き上げ!

特に注意してほしいのが、海外でのキャッシング枠が0円の設定になっている事があることです。日本では問題なく口座からの引出しが出来てても、海外キャッシング枠が0円のままで海外での外貨引出しが不可能な場合があります。

世界一周のような場合仕事を辞めて出る方がほとんどなので、その場合キャッシング枠の利用額引き上げは出来ません。カード発行時にきちんと限度額を申請していれば大丈夫ですが、必ず仕事を辞める前に利用額を確認しておきましょう。   

4−3.不正利用がないかこまめにチェック

旅中にカードを利用する1番のリスクは、カードの不正利用でしょう。

旅中は最初こそカードを利用するのに気を使いますが、何度もカードを利用することで慣れてきます。当たり前のように使えることで気付かない内に不正利用されてしまう機会も多くなってきます。

店頭でのカード払いでレートに不正があったり、スキミングなどの犯罪も多く存在します。カードには保証が付いているのでカード所有者が被害額を負担することはあまりありませんが、 こまめにチェックする癖をつけて早期対応できるようにしましょう。  

5.まとめ

カードについての情報は理解できたでしょうか?

僕自身も、世界一周中にカードの事で悩んだりカードに振り回された感があったので、出発する前によく理解してから行くことをオススメします。

うまく活用できれば旅が快適かつスムーズになり、楽しい世界一周になるでしょう。

これから世界一周をしたい旅人の方へ

私たちは世界一周準備コースを用意しているセブの英会話スクールCROSS×ROADです。

世界一周した4人が運営している学校で、記事を書いているインターン生も世界一周経験者です。(ワーホリとフィリピン留学の記事は違います。)

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ABOUTこの記事をかいた人

2年間世界一周していました。累計訪問国は約50ヵ国。 個人ブログ「Tabilog+」を運営。国内外問わずヒッチハイクしまくってました。 現在、フィリピン・セブ島にある語学学校「クロスロード」でインターン留学中。夢は日本の英語教育を変えること。