セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしているユウヤです。
あなたはヒッチハイクをやってみたいと思っていますか?
興味があっても、上手くいくか不安・・と思う人も多いと思います。
そこで、これまで日本と海外で100回以上ヒッチハイクを成功させてきた僕が、ヒッチハイクをやってみたい!と思っている人の為にヒッチハイクのコツをまとめました。
運もありますが、コツさえ掴めば時間を掛けることなくヒッチハイクを成功させることができます。
興味ある人はぜひ参考にして下さい。
目次
1.海外でヒッチハイクしてみよう!
世界一周中にヒッチハイクすると旅がより刺激的で魅力的になります。
ヒッチハイクって聞いたことあるけど面白いの?と思う方はこちらの記事を参考にして下さい。
ヒッチハイクの魅力が伝わると思います。
2.ヒッチハイクの手法3つ
では、実際にヒッチハイクを行う為の方法をご紹介します。
やり方に正解はありませんが、よく見る代表的なのは以下の3パターンです。
2−1.親指ヒッチ(親指を立てる)
ヒッチハイクと聞くとまずイメージするのがこの方法だと思います。
必要なものは何も要りません。腕をしっかり伸ばし親指を立てて道路に立ちましょう。
いつ、どこに居てもすぐヒッチハイクを始められますが、どこに行きたいのかドライバーからは分からないので少し乗せてもらいづらいです。
2−2.ボードヒッチ(ボードを掲げる)
1番メジャーなやり方で、親指だけよりベターです。
スケッチブックやノート・ダンボールにマジックペンで行き先を書いてそれを掲げます。事前に準備が必要ですが、紙とペンさえあれば始められます。
ボードに書く行き先が大事だったりするので、しっかりと考えて書きましょう。
詳しくは3−3で説明します。
2−3.ノックヒッチ(声を掛ける)
通常は車が停まってくれるまで、又は声を掛けられるまで待ちますが、サービスエリアなど車内で待機している方や信号待ちの車にノックして自ら声を掛けます。
ドライバーの方はいきなり声を掛けられる訳なので、乗せてもらえるかどうかは分かりません。ヒッチハイクをしている事、行き先などを伝え交渉する必要があります。
通常のヒッチハイクより勇気がめちゃめちゃ必要で、少し難易度の高い方法かもしれません。しかし緊急時など時間がない場合や待っていられない時はこの方法でしょう。
3.ヒッチハイクを成功させるための6つのコツ
ヒッチハイクのやり方が分かったので、次はヒッチハイクを成功させるためのコツを6つご紹介したいと思います。
このコツを学んでやり方さえ間違わなければ、確実に乗せてもらえます。
3−1.ヒッチハイクをする場所を選定する
主にヒッチハイクをする場所は3つの場所に分けられます。
- 一般道
- 高速道路の入口周辺
- 高速のサービスエリア
この3つを組み合わせて目的地まで移動することがほとんどでしょう。それぞれ注意するポイントが違うので以下の説明と3−2−1,2で説明していきます。
ちなみに、海外にも高速道路やIC、サービスエリアはちゃんと存在します。もちろん無い国もありますが、その場合後で紹介する高速の話は飛ばして下さい。
まず、ヒッチハイクで大事なのは”場所”です。
「車の通りがそこそこあって、車が止まれる場所」であることが大事です。
当たり前ですが車が通らないことにはヒッチハイクは成功しません。車の通りが多ければ多いほど乗せてくれるドライバーに遭遇する確率が高くなります。
そして、どんなに車が多く乗せてあげようと思うドライバーがいても、車が止まれないと絶対に乗せてもらえません。
高速道路まで出れば話は変わりますが、一般道でヒッチハイクする場合は”場所”を慎重に選びましょう。
図のような車を停車できるスペースがあればと、ドライバーの方がヒッチハイカーを見つけて乗せてあげよう!と思った時にスムーズに停まることができます。
例えばこのような場所であれば、写真奥から向かって来る車が写真左のスペースに停まることができるでしょう。バス停の前や建物の出入り口付近なども比較的停まりやすいでしょう。
しかし、正直行ったことのない場所の道路状況など分からないことがほとんどです。
そんな時に活用してほしいのが、「地図アプリ」と「Hitchwiki」というサイトです。
3−1−1.地図アプリ
GoogleMAPやMAPS.MEなどの地図アプリを使えば、戦略的にヒッチハイクポイントを探すことができます。
車の通りの多い国道なのか細い道なのか、路肩が広いのか、車線は多いのか、ICの分岐はどっち方向なのかなど、その場に行かずともヒッチハイク場所を選ぶ際のポイントが確認できます。
ストリートビューなどを駆使すればより正確にその道路の様子が分かるでしょう。
また、自分の立っている道がどこに繋がっているのか確認して、その先にある地名を書けば乗せてもらえる確率は上がります。
3−1−2.Hitchwiki
それでも地図だけでは、本当にその場所がヒッチハイクに適しているのか不安だと思います。
そんな時に活用してほしいのが、「Hitchwiki」(ヒッチウィキ)というサイトです。
世界中の海外のヒッチハイクポイントを探すのに超便利なのでぜひ活用してみて下さい。
Hitchwikiの使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。
不安解消!世界中のヒッチハイク場所が分かる「Hitchwiki」の使い方
3−2.道路で立つ”位置”は重要
ヒッチハイクする場所を選んだら、次は道路で立つ”位置”に注意しましょう。
以下の項目に注意すると良いです。
- 立つ位置の少し先に車が止まれるスペースがあるか
- 車が(急に)スピードを落とせるか
「このスペースに停まってほしい」というポイントから5〜10mくらい手前でヒッチハイクすると良いです。
なぜならヒッチハイカーを発見して乗せると判断してからスピードを落として止まるまで、十数メートルは絶対に必要だからです。
スピードを出して車が走っていても止まるスペースさえあれば停まってもらえますが、止まるまでにその分距離が必要なので、車のスピードに合わせてより手前で立った方がいいのか判断しましょう。
- 車から見えやすい(発見しやすい)場所か
ドライバーはヒッチハイカーを探しながら運転している訳ではないので、まずドライバーに発見してもらう必要があります。
控えめに立つのではなく、ドライバーの目に自然と入る位置で堂々とやりましょう。
- 交差点や高速入り口は特に立つ位置に要注意
- サービスエリアではスピードが乗る前に
長距離移動する時は高速道路を利用したいですよね。
歩いて高速道路には出れないので一般道から乗せてもらう必要がありますが、その場合ヒッチハイクをする場所が限られるので注意が必要です。またサービスエリアでヒッチハイクする場合も同様に立つ位置が重要です。
図を使って説明しましょう。
3−2−1.高速の入り口周辺(一般道から高速に乗る場合)
高速の入り口、つまりIC(インターチェンジ)からヒッチハイクを始めて高速に乗る場合、一般道と高速への分岐の方向がキモになります。
- 高速への分岐が左方向にある場合(左車線通行)
海外では国によって左車線通行か右車線通行か変わるので、まずは車線方向を調べておきましょう。
この場合、左車線通行で左側に高速への分岐があります。赤色の部分であるIC手前の路肩か信号手前でヒッチハイクしましょう。ただし、路肩のスペースが狭い場合は危ないので別の場所に移動しましょう。
- 高速への分岐が右側にある場合(左車線通行)
この場合、ヒッチハイクはできません。
2車線以上の道路であれば、高速に乗る車は右側を走っているので乗せてもらえません。
ただ、右車線通行で右側に車が停まるスペースがあれば、この場合でもヒッチハイクは可能です。行く国の車線方向と比べて判断しましょう。
- 高速への分岐が交差点の先にある場合(左車線通行)
図の赤い斜線部分でヒッチハイクしましょう。Aの道路とBの道路から高速に入る車を狙います。
Cの道路では、車が高速に入るために右車線を通るのでできません。
3−2−2.サービスエリア内の立つ位置
次はサービスエリアでヒッチハイクする場合です。ヒッチハイクが可能な場所は赤斜線の3ヶ所です。
- 合流地点A
まずは写真のA地点あたりでヒッチハイクしましょう。車の通りも多く、休憩して余裕を持ったドライバーが乗せてくれます。
✕印の場所は、車が合流する1番車の通りが多い場所ですが、すでにスピードを出すエリアであり停まりずらい場所なのでヒッチハイクはオススメしません。
雨が降ったり夜暗くなってきた時などは、BとCの場所を検討しましょう。
- トイレ付近Bと店舗入口周辺C
車の出入りが少ない小さめのサービスエリアなら、トイレや売店などの入口周辺でドライバーの方の直接アピールしましょう。気軽に話しかけれる距離なので話しかけてもらえる機会が多くなります。ドライバーの方にとっても、トイレの間や食事休憩中など少し考える時間が取れるので安心感があります。
3−3.ボードに書く行き先
スケッチブックやダンボールに行き先を書きますが、ここに書く内容もかなり大事です。
自分が行きたい目的地をいきなり書くのではなく、行先の途中にある地名を何回かに分けて書きましょう。
移動距離が長い場合、最終目的地がかなり遠くになるので「そこまで行かないよ〜」と通り過ぎ去ってしまう場合があります。自分が乗せてもらうのは途中まででも大丈夫と思っていても、ドライバーの方にはその意図は分かりません。
マップで現在地と目的地を結ぶ間の地名を確認して、近めかつ認知度のある多少大きい街の名前を書きましょう。
また、その道路を走る車が行かない方向の場所を書いても止まってくれません。
特に街中を走る車がその道路からどの場所に向かって走っているのか、街の人に聞くなどできるだけ情報収集が出来ると、より待ち時間が少なく乗せてもらえるでしょう。
3−4.身振りと笑顔でアピール
場所・立つ位置・行先表示が整ったら、あとはアピールするのみです。
笑顔で明るく元気よく振る舞うことで、ドライバーの方に乗せたら楽しそうと思わせましょう。
ヒッチハイクを不安がるドライバーもいるので、危険な人と思われないことも大事です。
3−5.身だしなみも大事
ドライバーの方も大事な自分の車を汚したくはないので、見た目が汚い人を乗せたくありません。
旅人だからといってボロボロの服や汚れた服はできるだけ着ないようにして、髭も剃りましょう。清潔感あるほうが乗せたくなります。
3−6.ドライバーの気持ちを考えよう
上記の事を意識すればだいたい乗せてもらえることができますが、最後にドライバーの立場になって考えてみましょう。
自分がドライバーならどういう人を乗せたくなるか、相手の立場をイメージしてヒッチハイクすると自分なりのコツが見えてくるかもしれません。
4.注意点、気をつけること
次は乗せてもらった後に気をつけることや、ヒッチハイクを行う際の注意点を紹介します。
4−1.車内でのマナー
当たり前のマナーですが、睡眠は超失礼なのでどんなに疲れていても頑張って起きていましょう。
乗せてもらったのならせめてもの恩返しとしてドライバーを会話で楽しませる事を心がけましょう。ヒッチハイカーに理解のあるドライバーの方ならきっと話していて楽しくなるはずです。
また降りる時にゴミなどを預かってあげる事も良いでしょう。そしてお礼は全力で伝えましょう。
4−2.女性単独で行う場合は時間帯やドライバーを選ぶ
女性単独でヒッチハイクする場合が1番リスクが大きいので、できれば2人組以上でやるのがベターです。
仮に1人だとしても、夜暗くなる前にヒッチハイクを終える、できるだけ女性ドライバーを選ぶなど最低限の対策を立てましょう。護身アイテムも心強いかもしれません。
ちなみに日本では女性1人でヒッチハイクをしている人に会いましたが、海外では2人組以上しか見かけませんでした。
4−3.禁止国でのヒッチハイク
日本でヒッチハイクを行うのは問題ありません。
しかし、一部の国や地域でヒッチハイクが法律上禁止になっている場合もあるので注意が必要です。
具体的には、オーストラリアのクイーンズランド州とビクトリア州、アメリカのほとんどの州が禁止になっています。
4−4.有料の場合もある
無料で乗せてもらえることをヒッチハイクと言いますが、一部の国や場所によってはお金を払って乗せてもらう有料ヒッチハイクの場合もあります。
公共交通機関が行き届いておらず、ヒッチハイクで移動するしかない場所ではドライバーと値段交渉します。
エチオピアの少数民族巡り中やキューバではお金を払って乗せてもらいました。
5.実際にヒッチハイクしてみた
最後に僕の体験をもとに、実際にヨーロッパでヒッチハイクした時の様子をご紹介します。
別記事でまとめたのでこちらを確認して下さい。
2週間で3400km!乗車台数36台!ヨーロッパヒッチハイク体験記
6.まとめ
初めてやる人にとってヒッチハイクはハードルが高く感じてしまうかもしれません。
しかし、やってみると案外簡単に出来てしまうものです。日本でも海外でも成功させる為のコツは一緒なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
世界一周にヒッチハイクを組み合わせることで、より充実した自分だけのオリジナルな世界一周にし、旅を楽しみましょう。
これから世界一周をしたい旅人の方へ
私たちは世界一周準備コースを用意しているセブの英会話スクールCROSS×ROADです。
世界一周した4人が運営している学校で、記事を書いているインターン生も世界一周経験者です。(ワーホリとフィリピン留学の記事は違います。)
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