セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしているはなえです。
イギリスでワーホリ。旅行先としても大人気のイギリスで働けるワーホリという制度、とてもあこがれますよね。私も、イギリスでワーホリできると知った瞬間とても行きたくなりました。
知っている方もいるかもしれませんが、イギリスのワーホリは抽選に合格した運のよい人しかできません。実際のところビザを取るにはどのような仕組みになっているのか、さらに、ほかの国と比較したイギリスの魅力やできる仕事についてまとめてみました。
目次
1.イギリスってどんな国?
伝統ある文化と近代さが入り混じったあこがれの国
イギリスは、昔からの古き良き伝統を重んじながらも、現代のアートやファッションの最先端にも触れることのできる魅力的な国です。200年以上の歴史のある老舗デパート、数々の美術館や博物館、バスや地下鉄などの利便性のよい地下鉄などがあり、どれだけいても回りきれないような楽しさがあります。
ヨーロッパのほかの国と近い学術の国
イギリスでは、ヨーロッパ各地から留学生が英語を勉強しに来ています。そのため、さまざまな国から来た人と友達になる機会に恵まれており、英語以外の語学や文化も学べます。さらに、バスや鉄道などで気軽にヨーロッパ旅行できるのも魅力的です。
イギリスのワーホリはこんな人にオススメ
- ヨーロッパに興味がある人
- 最先端の音楽やアートも、歴史的な建物や文化にも触れたい人
- 教育レベルの高い地域で英語力に磨きをかけたい人
2.イギリスワーホリビザについて
イギリスのワーキングホリデーは、正式にはYouth Mobility Scheme(YHS)と呼ばれる短期の労働を目的したビザのことをいいます。他国のようにホリデーの要素は少なく、就労が目的のビザです。
ビザ申請料金は235ポンド(約35,000円)、健康保険料が300ポンド(約45,000円)です。
(2018年3月の為替レート1ポンド147円で計算)
イギリスのワーホリビザの定員はわずか1000人
イギリスのワーホリビザは抽選というのは聞きますが、定員は何人か知っていますか?
答えはわずか1000人。
噂によると当選倍率は、10〜20倍。オーストラリアのワーホリに渡航する人は年間約1万人いるので、イギリスでワーホリできる人は10分の1ということになります。抽選は年に2回(2018年の場合は1月と7月)行われます。
イギリスのワーホリビザを取るための条件
- ビザ申請の時点で年齢が18歳以上31歳未満
- 以前、イギリスのワーキングホリデービザを取得し渡航した経験がないこと
- 1890ポンド(約30万)の資金を証明できること
- 子どもを同伴していないこと
イギリスのワーホリビザ申請の流れ
- あらかじめ決められた日にメールを送る。
2018年度の場合、1回目の受付は2018年1月15日の12時(正午)から1月17日の12時(正午)までの間とされていました。この受付で800名が選ばれ、7月に2回目の残りの枠数に対する募集が行われます。
- 受信された全てのメールに対しての確認メールを受け取る。
- 約1週間後に当選、あるいは落選のメールを受け取る。
当選した人は、申請可能通知を受け取ります。決められた日までにオンライン申請やクレジットカードによる申請料金の支払いを完了する必要があります。
当選しなかった場合は、後日落選メールが送られて来ます。それ以降の通知はありませんが、2回目の応募をする場合はウェブサイトをチェックしておきましょう。
GOV.UK Youth Mobility Scheme(YHS)2018日本国籍者で応募先のメールアドレスを始め詳細を確認することができます。
ちなみに抽選に漏れてしまった場合は、翌年に再度申し込む、学生ビザでイギリスに滞在する、他の国でワーホリするなどする方が多いです。
3.イギリスワーホリで人気の都市
ロンドン
ロンドンはいわずと知れたイギリス最大の都市!外国人の多いロンドンは世界の経済の拠点としても重要な役割を担っています。歴史的建造物はもちろん、最先端の音楽やファッションまでが入り混じった街です。
語学学校の数や日本人向けの仕事が多く、ワーホリしたい人にとって過ごしやすい街となっています。
オックスフォード
イギリスの学生街として有名なオックスフォードには、学生だけではく多くの観光客が訪れます。街のいたるところに緑があふれているので、自然を満喫したい人にももってこいです。
ただ、仕事探しに関しては、ロンドンより求人が少なめであることに加え、ライバルが現地の大学生になります。運と英語力が必須です。
ケンブリッジ
ケンブリッジはオックスフォードと並ぶ学園都市です。ケンブリッジ大学は世界一美しいともいわれる有名な大学。こじんまりとしてはいるものの、歴史的雰囲気の残る美しい街です。ハリーポッターの学校のロケ地として知られています。
ワーホリでなにを重視したいのか(英語力向上を目指すのか、稼げる仕事をするのかなど)を明確にして渡航先を選ぶことが大切です。
4.イギリスのワーホリでできる仕事
日本食レストランや土産屋
ワーホリの日本人の仕事の王道である日本食レストラン。もちろん、イギリス・ロンドンにも多くの日本食レストランがあります。ポジションはウエイターだけでなく、キッチンや皿洗いなどさまざま。寿司屋のキッチンなどで働けば料理の腕が上がり、1つのスキルにもなります。
日本からの観光客が多い土産屋も、ワーホリする人が挑戦しやすい仕事です。
ローカルレストラン・カフェ、イギリスパブ
英語スキルが一定以上あればぜひ挑戦したいのが英語環境の仕事。イギリスにはヨーロッパのほかの国からの移住者も多いため、働くには英語力はもちろん飲食店などでの接客経験が必要。ライバルは多いです。
イギリスでは、カナダなどと同様チップを渡す習慣があるため、給料が安かったとしてもサービス次第ではチップで稼げます。
また、ヨーロピアンはコーヒーの飲み方やサンドイッチの具など細かい注文をする人が多く、毎日それを聞くことでリスニングスキルが鍛えられるという話もあります。
日系企業のオフィス
これらの仕事をするなら、イギリス一の都市ロンドンに滞在するのが一番。仕事によって英語使用の有無は異なります。英語力と同じくらい重視されるのが実務経験。
日本のオフィスで働いた経験のある人は、経理やコンサルタントなど任せてもらえる可能性が高くなります。
住み込みでできる仕事(オーペア・農業)
都会ロンドンから離れて、イギリスらしい田舎に行ってみたいという方にオススメなのが、住み込みでできるタイプの仕事。
子供好きな人に向いているのが、オーペアという住み込みベビーシッターのような仕事です。家庭によって仕事内容は異なりますが、家事のみを担当する場合から、子どもの世話や学校への送り迎えを求められる家などあります。
また、滞在費や食費を払う代わりに農場で働くという経験もできます。こちらもイギリスらしいのどかな風景に囲まれたところで他の人とは一味違った経験ができます。
イギリスは物価が高い割に最低賃金は安め。資金準備をしっかり!
イギリスの物価は、日本と比べてかなり高いです。
ファーストフード店以外で外食すると10ポンド以上(約1500円)はかかります。それに対する最低賃金は25歳以上の場合7.5ポンド(2016年のデータ、約1100円)とあまり高くないのが現状です。
仕事を探すまでの生活費や旅行などの費用を含めると、多めに資金準備をして渡航するのがオススメです。
5. イギリスワーホリでやっておきたいこと
本場のイギリス英語を身につけられる
イギリスは英語発祥の地。学校ではアメリカ英語を習う私たちからすると難しく感じるかもしれませんが、イギリスで話されている英語は一般的になまりが少なく上品な英語としてクイーンズイングリッシュと呼ばれることもあります。
留学する国によって、日本人が身につけられる英語の質はさまざま。イギリスへ滞在し英語力を磨けば、周りの人にも一目おかれるような綺麗な英語を話せるようになります。
紅茶の文化を味わう
イギリスには、アフタヌーンティーと呼ばれる紅茶と一緒に軽食やお菓子を食べるイギリス発祥の喫茶習慣があります。古くから紅茶を愛する文化があるイギリスの人は紅茶へのこだわりも人それぞれ。紅茶の種類は無数にあり、お気に入りのティーカップに入れた紅茶を美味しいケーキを共に楽しめば、中世時代に戻ったような優雅な気分に浸れることは間違いありません。
イギリスには、紅茶の専門店も多くあるため、自分のお気に入りの紅茶をみつけてみるのもよいでしょう。
ヨーロッパ旅行
イギリスに長期滞在することでのメリットは、ヨーロッパ旅行が気軽にできること。例えば、夜10時にロンドンから夜行バスに乗ると、朝の8時にはパリに到着できます!日本から飛行機で半日以上かけて行くヨーロッパの国々にバスで行けてしまうとは、なんとも魅力的ですね。
6. イギリスのワーホリに役立つウェブサイト
日本語で探すなら
英語で探すなら
まとめ:歴史も最先端も同時に楽しめるのはイギリスのワーホリだけの特権!
多くの人があこがれるイギリスのワーホリは、オーストラリアやカナダとはまた一味違った良さがあります。
日本から遠く離れたヨーロッパ、歴史的建造物が残る街並みと現代のアーティスティックな文化が入り混じったイギリスで2年間もの長期滞在に挑戦してみたい方、ぜひイギリスでのワーホリにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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