世界一周航空券ってどうなの?聞いておきたい移動手段のこと

セブにある旅人のための英会話スクールCROSS×ROADでライターをしているあゆみです。

世界一周航空券、と聞くとどんなことを思い浮かべますか?世界一周旅行を考えている方は一度は調べたことがあると思います。しかし、

「いろんな種類の世界一周航空券があって、何がいいのか分からない」

「そもそも、世界一周航空券ってお得なの?」

「私の旅のスタイルに世界一周航空券があってるの?」

という疑問を持たれた方も多いと思います。

それではこれからこの疑問を解決していきましょう!

1.世界一周航空券の特徴

 まず、世界一周航空券の特徴についてご紹介します。

1-1.地球を一周するチケットである

 世界一周航空券とは、出発地から太平洋を一回、大西洋を一回通過してから、出発地に戻ってくるルートの航空機のチケットのことを言います。

なので、成田から太平洋を渡ってニューヨークに行き、そのあと大西洋に渡ってロンドンに行き、ロンドンから成田へ帰る場合にも、世界一周航空券が使えます。

1-2.いったん入った大陸は逆戻りできない

 地球を東回りか西回りするか決めたら、原則的には逆戻りはできません。

例えば、成田を出発して、フィリピン(アジア)に行き、オーストラリア(オセアニア)に行った後、タイ(アジア)に行くというルートは組むことが出来ません。

1-3.行きたい国にどこへでも行けるわけではない

 世界中の航空会社は主に3つのグループに分類されます。

  • ワンワールド
  • スターアライアンス
  • スカイチーム

です。それぞれのグループに、提携している航空会社があります。

そして、各々のグループが世界一周航空券を発売しているため、そのグループ内で就航している都市にしか行くことが出来ません。もし、就航都市以外のところに行きたければ、バスを使ったり、自分で航空券を取らなければいけません。

1-4.有効期限は1年間

 世界一周航空券は有効期限が決められています。3つのグループどれも、出発してから1年までです。さらに、スターアライアンスの場合は、出発してから帰国するまで最低でも10日間必要です。

1-5.都市の最低滞在回数と最高滞在回数が決まっている

 訪れる都市の最低滞在回数と最高滞在回数が決まっています。例えば、最低滞在回数が3回の世界一周航空券だと、成田から太平洋を渡ってニューヨークに行き、そのあと大西洋に渡ってロンドンに行き、ロンドンから成田へ帰るということが出来ません。

ニューヨークとロンドンの2都市しか訪れていないからです。また、最高滞在回数が15回までの場合、16都市以上訪れることができません。もし訪れたい場合は、別途航空券やバスのチケットを買う必要があります。

1-6.大陸ごとに、滞在できる都市の数や回数に制限がある

 さらに、大陸ごとに滞在できる都市の数が決められている世界一周航空券もあります。

アジアのフライト区間制限が4回の航空券の場合、成田を出国してフィリピンのセブに行った後、タイのバンコクへ行って、ベトナムのホーチミンに行って、ハノイに行って、インドのデリーに行って・・・という風に、回ることができません。フライト区間が5回になってしまうからです。 

1-7.日本を出国する前に、全てのルートを決定する必要がある

 日本を出国してから、どのルートで日本に帰国するか、ルートとフライトの日程は、出国するまでにすべて決めなければいけません。

すべての航空券のチケットを発券してから出国するため、旅行中に日程やフライトを変更したい場合は、手数料がかかります。

2.世界一周航空券の種類と金額

 それでは具体的に、世界一周航空券についてみていきましょう。先ほども述べたように、世界中の航空会社は主に3つのグループあります。

そして、ワンワールドは、ワンワールドとグローバルエクスプローラーという2種類の世界一周航空券があるので、計4種類の世界一周航空券が存在します。

それぞれの特徴と金額についてご紹介します。

2-1.ワンワールド

 ワンワールドの世界一周航空券を使うのに適しているのはこのような旅人です。

  • 5大陸、6大陸と世界をたくさん回りたい人
  • イースター島に行きたい人
  • 南米を周遊したい人
  • オーストラリアを周遊したい人

この航空券の特徴は、大陸制というところにあり、何大陸行くかで値段が異なります。飛行機は最大16回乗ることができ、1大陸当たりの制限回数は、北米大陸が6回、その他の大陸(アジア・ヨーロッパ・アフリカ・南米・オセアニア)は各4回です。

さらにアジアでの途中降機(24時間以上滞在すること)は2回までとなっています。直行便がなく、経由便で経由した都市や、自力で移動した区間も1区間としてみなされるので注意が必要です。

例えば、日本からカンボジアのシェムリアップに行く際に、ワンワールドの直行便がないためマレーシアのクアラルンプール経由で行った場合、

  • 日本→クアラルンプール
  • クアラルンプール→シェムリアップ

の2区間とみなされます。

さらにその後、自力でバスを使って、シェムリアップからベトナムのホーチミンへ向かい、ホーチミンから飛ぶ場合、シェムリアップからホーチミンの間も1区間とみなされます。

大陸間の移動は、カウント対象ではありません。

提携航空会社は、オーストラリアを網羅しているカンタス航空や、南米を代表する航空会社のLAN航空とブラジルを網羅しているTAM航空があるので、オーストラリアや南米に行きたい人には向いています。

特に、イースター島行きはLAN航空しか就航していないため、イースター島に行きたい人には最適な航空券と言えます。

値段はこのようになっています。

 

クラス

エコノミー

ビジネス

ファースト

3大陸

335,000円

656,300円

1,003,300円

4大陸

354,600円

780,400円

1,182,500円

5大陸

418,800円

895,200円

1,370,200円

6大陸

485,000円

978,200円

1,495,100円

 

2-2.グローバルエクスプローラー

 グローバルエクスプローラーの世界一周航空券を使うのに適しているのはこのような旅人です。

  • 3大陸、4大陸ぐらい世界を回りたい人
  • イースター島に行った後、タヒチに行き、ニュージーランドに行きたい人
  • 南米を周遊したい人
  • オーストラリアを周遊したい人

各大陸(欧州、中東、アフリカ、アジア、オセアニア、北米、南米)内では、それぞれ最大4回まで降りることがき、飛行機は最大16回まで乗ることができます。

ワンワールドとの大きな違いは、マイル制というところです。多くの大陸を回りたい人より、ある大陸に絞って旅行をしたい人に向いています。

たとえば、

成田→ニューヨーク→パリ→ロンドン→シンガポール→バンコク→成田

というルートで行くとします。

  1. 成田→ニューヨーク   6737マイル
  2. ニューヨーク→パリ   3635マイル
  3. パリ→ロンドン      227マイル
  4. ロンドン→シンガポール 6761マイル
  5. シンガポール→バンコク     897マイル
  6. バンコク→成田     2868マイル

なので、合計21125マイルとなります。

ワンワールドの世界一周航空券なので、提携航空会社は、ワンワールドの世界一周航空券と一緒です。

チリのサンティアゴからイースター島に行った後、タヒチに行ってからオセアニアの方に行くことも出来るため、最初に西回りで南米に行き、南大西洋を横断して、オーストラリアを回ってから帰ろうと思っている人には向いています。

値段はこのようになっています。

クラス

エコノミー

ビジネス

ファースト

29,000マイル以内

354,600円

780,400円

1,182,500円

34,000マイル以内

418,800円

なし

なし

39,000マイル以内

485,000円

なし

なし

 

2-3.スターアライアンス

 スターアライアンスの世界一周航空券を使うのに適しているのはこのような旅人です。

  • ある地域に絞って旅行したい人
  • アジア、ヨーロッパ、アフリカを回りたい人
  • 複雑なルールを考えたくない人

全旅程で16区間以内、途中降機は3~15回までできます。しかし、同じ都市での途中降機は1回だけです。つまり、日本からタイのバンコクへ行き、バンコクで降りて観光した後、飛行機でベトナムのホーチミンへ飛び、またバンコクへ戻ってくることはできません。

経由・乗り換えは3回までできる、マイル制の航空券です。ワンワールドやグローバルエクスプローラーと違い、大陸ごとの制限フライト回数がないため、ルートを作るのは簡単です。

しかし、マイル制なので、いろんなところに行きたい旅人には、マイルオーバーの危険性があるため、向いてないでしょう。

行きたい地域が決まっている場合だと、日本からその地域に行くマイルと、その地域を周遊するマイル、そして日本に帰ってくるマイルがあればいいのでオススメです。

たとえば、日本を出発してヨーロッパとアフリカを周遊して日本に帰ってくる、といったルートを考えている人には良いと思います。

マイルの計算方法は、グローバルエクスプローラーと同じです。

値段はこのようになっています。

 

クラス

エコノミー

プレミアムエコノミー

ビジネス

ファースト

29,000マイル以内

358,900円

553,800円

705,500円

1,141,000円

34,000マイル以内

422,700円

632,300円

822,000円

1,344,000円

39,000マイル以内

494,600円

734,800円

958,900円

1,504,800円

 

2-4.スカイチーム

 スカイチームの世界一周航空券を使うのに適しているのはこのような旅人です。

  • ある地域に絞って旅行したい人
  • 北中米、ロシア、モンゴル、西アフリカを回りたい人
  • 複雑なルールを考えたくない人

ルールは、スターアライアンスの世界一周航空券とほぼ同じです。全旅程で16区間以内、途中降機は3~15回までできます。26000マイル以内の場合は、途中降機は3~5回までです。

そして、同じ都市での途中降機は1回だけです。経由・乗り換えは2回までできる、マイル制の航空券です。

スターアライアンスと同様に、行きたい地域が決まっている場合だと、日本からその地域に行くマイルと、その地域を周遊するマイル、そして日本に帰ってくるマイルがあればいいので、オススメです。

スカイチームは、メキシコを拠点とした中米、ロシアやモンゴル、西アフリカなど、あまり日本人が行かないようなディープな都市に就航しているため、そのような地域に行きたい人には向いています。

値段はこのようになっています。

 

クラス

エコノミー

ビジネス

ファースト

26,000マイル以内

359,100円

638,400円

なし

29,000マイル以内

400,600円

712,100円

1,503,600円

33,000マイル以内

481,100円

810,300円

1,697,100円

38,000マイル以内

554,100円

933,100円

1,956,100円

 

3.世界一周航空券は、世界一周には向いてない

 世界一周航空券について、紹介してきました。実にいろんな種類やルールがあることが分かったと思います。

「で、結局、世界一周航空券ってどうなの?世界一周に使った方がいいの?」という疑問が涌いたと思いますが、私はそれには「ノー」と答えます。

「ここまで紹介してきて・・・?」と思ったかもしれませんが、その理由について今からじっくりご説明します。

3-1.事前にルートをすべて決めなければいけない

 世界一周航空券の一番のポイントは、日本出国前にすべてのルートを決めて、チケットを発券しないといけないということです。この作業はかなり労力を使います。

しかし、いざ世界一周旅行に出てみると、いとも簡単にそのルートが崩れ去ります。旅先で出会った旅人に、自分が行こうと考えていなかった場所をオススメされて行きたい場所が増えたり、一緒に旅をしたい人(恋人にもなりうる)が出来て、ルートを変更したり・・・。

世界一周航空券のルートを旅の途中で変更するには、手数料が取られます。例えば、スターアライアンスの場合、ルート変更は、1回につき125ドルもの手数料を取られます。

変更にお金がかかるため、その区間のフライトチケットは捨ててしまう旅人を何人も目撃しました。

3-2.旅行期間が1年以内でないといけない

 さらに世界一周航空券は、旅行期間が1年以内でないといけないというのもポイントです。旅行期間を決めていて、必ず1年以内に帰ることを決めていれば問題ないですが、たいていの旅人は、行きたいところがどんどん増えて旅の期間が長くなります。

結局1年を過ぎてしまい、日本に帰国するチケットを捨ててしまった旅人も多く目撃しました。このように、自由に旅するには向いていないといえます。

3-3.金額が高い

 「だいたい40万弱から世界一周できるなんてめちゃくちゃ安いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、最近はLCCも増えたため、世界一周航空券を使わなくても、意外と安く飛行機に乗ることが出来ます。

実際に、ワンワールドの6大陸の世界一周航空券のモデルルートの航空券を自力で取ると、いくらになるのか計算してみましょう。

自力で探す際には、格安航空券を見つけるのに便利な比較サイト「skyscanner」を使います。これはとても便利なアプリなので、世界一周に行く前にスマートフォンに入れておくといいです。

6大陸のモデルルートを調べてみたところ、以下のようなルートが出てきました。

成田→台北→香港→ヨハネスブルグ(南アフリカ)→ロンドン(イギリス)→ニューヨーク(アメリカ)→ロサンゼルス→マイアミ→リマ(ペルー)→サンティアゴ(チリ)→イースター島→サンディアゴ→シドニー(オーストラリア)→成田

地球を南北にも動いていてお金がかかりそうに思いますね。

しかし、skyscannerを使って、航空券の代金を調べてみたところ、このようになりました。時期によって多少誤差が生じるので、1000円以下は四捨五入しています。

区間

運賃

航空会社(LCCには☆)

成田→台北

10,000円

スクート☆

台北→香港

12,000円

香港航空☆

香港→ヨハネスブルグ

52,000円

エアアジア☆+ルワンダエア

ヨハネスブルグ→ロンドン

42,000円

ケニア航空

ロンドン→ニューヨーク

40,000円

ライアンエア☆+ノルウェーエア☆

ニューヨーク→ロサンゼルス

27,000円

スピリット航空☆

ロサンゼルス→マイアミ

16,000円

スピリット航空☆

マイアミ→リマ

19,000円

スピリット航空☆

リマ→サンティアゴ

14,000円

スカイ航空☆

サンティアゴ⇔イースター島

63,000円

LATAM

サンティアゴ→シドニー

100,000円

カンタス航空

シドニー→成田

30,000円

ジェットスター☆

合計

425,000円

 

 

計算した結果、合計425,000円かかることが分かりました。LCCはほかにも預け荷物にお金がかかるため、プラス50,000円ぐらいかかると考えても、ワンワールドの6大陸の航空券の485,000円より同じか若干安くなることが分かります。

さらに、自力で航空券を取ることで、上記以外のもっと安いルートでチケットを探し出すことができます。

3-4.次の目的地に行くには到着した空港まで戻ってこなければいけない

 世界一周航空券は、ルートが繋がっていないといけません。飛行機が到着した都市から移動した場合、またその空港まで戻ってこないといけないのです。

先ほどの、6大陸のモデルルートを例にとると、ロンドンに着いた後、自力でチケットを取ってヨーロッパを周遊してからロンドンに戻ってニューヨークに行こうと考えているなら、世界一周航空券は向いてないです。

飛行機に乗るためにわざわざ同じ場所に戻るほど、めんどくさいことはないです。そのわずらわしさから航空券を捨てている旅人も何人もいました。

 

 出発する前にルートを作成する必要もなく、ルールにも縛られず、期間にも縛られず、さらに金額も安い、となれば断然自力でチケットを取る方がいいでしょう。

4.オススメの世界一周の移動の仕方

 続いて、世界一周をした私がオススメする、移動の方法をお教えします。

4-1.次の目的地へのバスや電車の運賃を聞く

 移動の手段は、飛行機だけではありません。当然バスや電車もあります。次に行きたいところが決まったら、宿の人や旅人に聞いたりネットで調べて、バスターミナルや鉄道の駅へ行き、運賃、出発日と時刻、目的地までかかる時間を聞きましょう。

バスターミナルなどは、同じ方向行きのバス会社がたくさんあったりするので、各会社に聞き取り調査したほうがいいです。値段が倍近く違うこともあります。

4-2.航空機の値段は、運賃比較アプリskyscannerを使う

 ヨーロッパや南米では、バスや電車で移動するより、飛行機で移動する方が安い場合もあります。安い飛行機を探すには、先ほども紹介したようにskyscannerというアプリを使うと便利です。

出発地と目的地を日付を入力したら、その日の全てのフライトが安い順に出てきます。日付を指定しなければ、目的地まで行くフライトで一番安い日を探すこともできます。

また、目的地を「すべての国」にすることもできるので、今いるところから一番安く飛行機で移動できる場所を探すこともできます。

4-3.バス、電車、航空機の値段を比較して一番最適な方法で行く 

 バスと電車と飛行機の運賃、出発日と時刻、目的地までかかる時間を調査したら、今の自分に一番適している移動方法を選びます。節約志向の方は一番安い手段で、急いでいる方は一番早く着く手段がいいでしょう。

5.まとめ

 期間や行きたい場所が決まっていて、事前に予定をきっちり決めて行動したい人は、世界一周航空券を使ったほうがいいかもしれません。しかし、世界一周をしているといろんな出会いやハプニングがあるものです。

行きたいところが増えたり、一緒に行動したい人が出来たり、恋に落ちてその場所に住むことを決めたり・・・まさにそれが旅の醍醐味ともいえます。そんな自由な世界一周旅行をしたければ、世界一周航空券はオススメしません!!

これから世界一周をしたい旅人の方へ

私たちは世界一周準備コースを用意しているセブの英会話スクールCROSS×ROADです。

世界一周した4人が運営している学校で、記事を書いているインターン生も世界一周経験者です。(ワーホリとフィリピン留学の記事は違います。)

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ABOUTこの記事をかいた人

2014年5月~2017年4月まで夫婦で3年間世界一周をしていた、あゆみです。好きな場所は南米。特技は旅行先での沈没。お酒をこよなく愛するバックパッカーです。 世界一周中のブログはこちらです!! http://trip-holic.com