フィリピン留学医療英語HLCA(ハルカ)創業者海仲由美さん|医療の情熱と英語への憧れを振り返る

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こんにちは。

セカパカライターのそうま(@Soh0806)です。

ただ今、フィリピン・セブ島にある医療英語学校HLCA(Happy Life Cebu Academyの略称 以下:ハルカで表記)に取材しています。

今回ご紹介するのは、ハルカの創業者である海仲由美さん。

海仲さんはご自身の看護師の経歴とフィリピン留学の経験から今の英語学校ハルカを設立されました。

「私が情熱を注いできた医療分野。そして、医療英語をもっと気軽に学べる環境を造りたい。」

海仲さんはインタビューの中で、これまでの学校設立に至った経緯を話される中でこのような想いを語られました。

果たしてその想いに至った経緯とは?

今回、海仲さんにご自身の看護師とフィリピン留学時代の経験を振り返っていただき、実際にお聞きすることができました。

現在、医療分野に従事されている方はもちろん、今後のキャリアで医療分野に挑戦しようとしている学生さんや転職活動中の皆さんも、この記事を通じて海仲さんの経験から励みを得られると思います。

ぜひ、最後までお読みください・・!

 

  • 仲間と英語を勉強して旅の準備をしよう!
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英語学校HLCA (ハルカ)創業者 海仲由美(うみなか ゆみ)さん

海仲 由美 (うみなか ゆみ)

医療英語HLCA 代表
2004年 関西女子短期大学 保健科医療秘書コース卒
2008年 泉佐野泉南医師会看護専門学校卒 
正看護師免許取得後、整形外科・脳外科専門病院にて病棟・手術室・ER勤務
2013年 セブ島へ4か月の留学 
2014年 Happy Life Cebu Academy設立
同年 女性のためのフィリピン留学協会設立 理事に就任

俺のセブ島留学 より引用

今回インタビューの中で、海仲さんに以下の3つの質問をさせていただきました。

※インタビュー内では由美さんと呼ばせていただいています。

  • 看護師からフィリピン留学へ。そのきっかけとは?
  • 医療英語学校を設立された経緯とは?
  • 今後のハルカの展望とは?
そうま
由美さん、本日はよろしくお願いします!
由美さん
はい、よろしくお願いします〜。

 

質問その1. 看護師からフィリピン留学へ。そのきっかけとは?

そうま
由美さんのご経歴は看護師とお聞きしましたが、なぜ医療の現場から離れてフィリピンへ英語留学されるようになったのでしょうか?その当時のことをお話してもらえますか?

 

「昔からあった英語への憧れは、ロサンゼルスの医療研修でさらに強まる」

由美さん
私はもともと英語への憧れが強かったんですよね・・。いつかスラスラと英語を話せたらいいなってずっと胸の内に秘めていました。

また、私は最初から看護師としての経歴があったわけではなかったんです。医療保健科の短大を卒業後、病院に就職して医療サービス課で働きその次に看護助手に転職します。それから、医療現場で働くことにやりがいを見出すようになり、看護師になることを決意します。そこでアメリカに姉妹校を持つ看護学校を受験することにしました。

そうま
アメリカの姉妹校ということは・・、やはり英語を使う機会もあったのでしょうか?
由美さん
そうですね。生徒の中には帰国子女の方がいたり、教師の中にはアメリカの看護師免許を持っている先生もおられました。そしてロサンゼルスの姉妹校とオンラインの医療授業も受けることができました。2年次には、2週間の間、ロサンゼルスで医療研修を行くことができたんですよ。これが私にとって初めての海外の渡航経験でした!すごく楽しかったですね〜。
そうま
そのロサンゼルスでの研修、詳しく教えてもらえますか…?
由美さん
その期間では、現地の大学訪問や、救急車に同乗させてもらい、患者さんの搬送に携わりました。今思えば本当に貴重な経験でしたね・・!ですが、その当時は英語力がほとんどなかったので、満足して現地の方達とコミュニケーションを取ることができませんでした。もっと英語力があれば・・と思う瞬間が度々あったのを思い出します。

 

「外国人の患者さんに声をかけることができなかった・・。」

由美さん
それから私は看護学校卒業後、看護師の国家試験を無事合格し、地元の病院で看護師として勤務することになりました。そして私が脳外科の専門病棟で働いている時、航空機内で脳出血で倒れたパイロットの方が病院に搬送されたことがあったんです。
そうま
その方は緊急手術になったんでしょうか…?
由美さん
はい。無事に手術は成功したのですが、そのパイロットの方はインドネシア人の男性で、唯一のコミュニケーション手段は英語でした。病院にいるスタッフは皆、英語を満足に話すことができません。そして私もそのうちの一人・・・。手術後、インドネシアからご家族が駆けつけてくれたのですが、心配で不安そうな表情を浮かべながらパイロットの方を見守る時に、私は何も声をかけることができなかったんです。なんて情けないんだ・・っと、自分の英語力のなさに落ち込みました。
そうま
医療現場ならではのリアルなご経験ですね…!

 

「他の人が得られないものをしっかり自分のものにする!という決意」

由美さん
その時の経験は、英語を学ぼうという私の意欲を掻き立ててくれました。それから私の身の周りで英語の必要性を感じさせる機会がどんどん増えていったんですよ。

そうして、いつのまにか英語に対する憧れの気持ちが自分を押しつぶすコンプレックスへ変わってしまいました。そして看護師5年目になったタイミングで、欧米の看護師を目指すべくフィリピン留学へ飛び立つことにしたんです。

そうま
それは思い切られた決断ですね…!
由美さん
はい。看護師としての現場を離れるのは正直怖かったですね。周りの同期は、その同じ病院内でキャリアを積むことになっていたので、私だけ違う決断をするにはとても勇気がいりました。

だからこそ、私はそのまま看護師として続けて働いている同期が得られないものを、しっかり会得して自分のものにする!って心に決めてフィリピンへ行きました。

 

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質問その2.  医療英語学校を設立された経緯とは?

そうま
それから、フィリピン留学を約4ヶ月間経験された由美さんですが、それから、どのように学校設立へ結びついていったのでしょうか?

「医療英語を気軽に学べる環境が少なかった。」

由美さん
私はもともとフィリピン留学の後、発展途上国で医療ボランティアに携わるという目標を掲げていたんです。それには基礎的な英語力に加えて医療英語という専門分野の英語力が必要だったのですが、その当時、医療英語を気軽に学べる環境が少なかった・いや、なかったというのが正しいかな。このことが大きな壁になりました。
そうま
医療英語が学べる学校ですね・・!ちなみにその当時、医療英語を学ぶための学校の費用はどのくらい必要だったのでしょうか?
由美さん
私がその当時調べた時は500万円でした。これは医療英語を学べる留学というよりかは、看護師の免許を取得するためのカリキュラムも含まれていたんですよね。そのため、外国人の医療分野に携わる人が医療英語を学べる留学はほぼ存在していませんでした。

 

「留学後、語学学校のスタッフとして働く。事業計画表を作成。」

由美さん
約4ヶ月間の英語留学の後、私はある語学学校のスタッフとして半年間働くことになったんです。フィリピンでのマンツーマン授業の魅力にハマって、英語を話すことが面白くなったんですよね。それと、同時に医療英語を学べる環境を自分で作りたい!という想いも強くなっていきました。
そうま
その想いをどのように育んでいかれたのでしょうか?
由美さん
まずは、その語学学校のオーナーさんに医療英語コースを学校内で展開できないか話をしたんです。ですが、それを十分に理解してもらえることはできませんでした。それで、ノートに医療英語の事業計画表を書き出すことから始めました。いつか形にしてやる・・という想いを込めて。

また、その当時今ほど認知されていなかったフィリピン留学を女性目線で考察したニーズも一緒に書き出していきました。こういう環境であればもっと日本人の女性に来てもらえるなっていう内容を。いつか役に立つかもしれないっと思ってメモしてたんですよ。

 

「なんで自分でビジネスを始めないの?という一言から」

由美さん
そうこうして月日が流れ・・、2015年1月1日元旦。友達が開いたパーティーに参加したんですよね。そこには20代半ばのフィリピン人の経営者が多数いました。
そうま
そのパーティーすごそうですね!(笑)
由美さん
そうそう(笑)。そこには親交があるフィリピン人の友人ばかりだったので、その年の1年の目標を自然と語り合っていたんですよね。元旦でもあるし。その時に私の目標についても聞かれて打ち明けると・・、その時に友人からこう言われたんです。

 

ある経営者
なんで由美は今もフィリピンで働いているの?なんで自分でビジネスを始めないの?

 

由美さん
この言葉が私の胸にグサッと突き刺さり、頭から離れなかったんです!このことが起爆剤となり同じ年の2015年4月から学校事業を始めたんですよ。話をした3ヶ月後かな。その当時から一緒に仲良くしていたフィリピン人の友人と共同経営という形で・・!
そうま
決断されてからのスピードがすごいです・・!それから今のハルカがあるんですね。

 

質問その3.  今後のHLCA(ハルカ)の展望とは?

そうま
それでは最後に、医療英語学校ハルカの今後の学校の展望や目標などありましたらぜひ教えていただきたいです・・・!!

「私が情熱を注げる場所、それが医療分野」

由美さん
私は英語学校を立ち上げる段階から、ソフト面にこだわって来ました。医療英語という独自性やカリキュラムの充実にこだわって他の英語学校との差別化を図ってきたんですね。例えば、医療英語の学習に加えて、セブ市内の病院実習、離島での現地の方への健康教育、保健センターでの健康に関するプレゼン。NGO法人と提携したメディカルボランティアなど。いろんな活動をやらせてもらっています。
そうま
そんなに充実されたカリキュラムがあるのですね!なぜ、そこまでアクティブな活動をカリキュラムに組み込まれているんでしょうか・・?
由美さん
医療英語という学習だけではなく、現地の空気を味わって医療そのものに携わりながら英語を吸収してほしいという想いが強いからだと思います。もっと医療に携わることに誇りを持ってほしい…。ただただ、そう思っています!

私自身の情熱が医療という現場です。こんな私の想いを込めてこれから医療の現場を経験しようとする学生の方には、もっとハルカに来てほしいなって思っています。とっても貴重な体験ができると思うので。

 

「学校の規模をもっと大きく。そして本を出版したい…!」

由美さん
ハルカの英語の先生は実際に看護師の免許があるのはもちろん、実際に病院勤務がある人を採用しています。そんな先生たちにはすごく感謝している分、お給料や雇用をもっと増やしたいという想いがあります。そうやってフィリピンに還元したい!

そのためには学校の規模をもっと大きく・・・!今の2倍の大きさにしたいですね!

そうま
とてもステキな目標ですね!
由美さん
そしてこれは私個人の目標なんですが、私自身のこれまでの生き方や、医療英語・フィリピン留学への想いをまとめて1冊の本にしたいと考えています。

2018年これからも走り続けますよ〜!

 

そうま
由美さん、本日はインタビューに応じていただきありがとうございました!

 

英語という憧れと医療分野という情熱。その想いを掛け合わせたのが医療英語学校ハルカ。

医療英語学校ハルカの創業者である海仲由美さんのインタビュー、いかがだったでしょうか?

これまで情熱を注いでこられた看護師としての経歴と、英語という強い憧れのある分野を掛け合わせて、フィリピン・セブ島で英語学校を立ち上げられた海仲さん。

そして、その挑戦はこれからも続きます。

私自身、医療英語という留学があることを今回の取材で初めて知りましたが、海仲さんの学校を造られるまでのストーリーをお聞きして、ハルカという学校に個人的にもとても魅力に感じました。

医療分野に従事されている方はもちろん、今後医療に携わろうと考えている方も、かなり貴重な体験をすることができると思います。

どうそ気になった方は、医療英語学校ハルカのホームページからさらに情報をご覧ください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

そうま

フィリピン・セブ島拠点のWebライター・ブロガー・筆文字アーティスト。27歳で会社を退職し、単身セブにて英語・IT留学アクトハウスへ。ブログサイト名、Sohmac(そーまっく)運営。セブを拠点にしたフリーランスという、20代後半で新しい生き方に挑戦し続けるリアルな心情をブログで発信しています。